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8月14日 大雪山行(夕方)~北海岳から黒岳を経て層雲峡へ

北海岳から赤石川

お鉢平から流れ出て層雲峡の方へ流れてゆく赤石川という川がある。北海岳からは北東に伸びる尾根をたどって谷へ下っていく。北海岳から下るにつれ、周囲に灌木が現れてくる。灌木の間を抜けると、赤石川の支流の北海沢の右岸に出てくる。谷間の北海沢を少し進むとベンチがある。ここで小休止することにした。近くにはまだ雪が残っている。ここは水場で、水は煮沸すれば飲用できるそうだ。
北海沢を渡りさらに進むと、赤石川のやや広い河原に出てくる。
北海岳山頂碑
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北海沢の水場から北海岳方面を望む
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赤石川から黒岳石室

赤石川周辺は稜線の景色とは異なり緑の多い草原になっていた。それなりの流れであるが、橋はかかっていない。ワイヤのネットで束ねられた小さな岩の塊が、川の流れの中、点々と置かれていた。束ねられた岩でできた“飛び石”を、ぴょんぴょんと飛び越え、川を渡ると、ここからしばらく登りになる。あまり急坂ではないが、ここまで長い距離を歩いてきて疲労もたまってきているので少々うんざりしてくる。こういう時の登りは距離以上に長く感じるものだ。長い登りを登り切り、道が平坦になったと思ったら、別の登山道に合流した。この合流点のすぐそばに黒岳石室という山小屋がある。石を積み上げて作った独特の風情のある山小屋だ。
ここでは少々値段は高いが、ペットボトルの飲み物やビールが買える。ここで、トイレとドリンクの休憩をとることにした。

黒岳石室
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黒岳頂上へ

30分ほど休憩しただろうか、疲れはたまっていたが出発することにした。歩くペースもあまり上がらないし、ディナーの前に宿で少しでも休憩できるようにするためには行動は早めにしなくてはならない。
しばらく平坦な道を歩いた後、黒岳頂上まではそれなりの登りになる。また少々ガレた場所だ。登っている途中で道の左右からナキウサギの声が聞こえた。残念ながら姿は見えなかったが岩陰にいるのだろう。最初の登りを登りきると、黒岳の頂上が見えてくる。頂上碑もよく見えている。それにしても黒岳頂上の右手の岩壁が凄みがある。

黒岳
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植物も少ないざれた登山道を進み、やっと最後の頂上についた。振り返ると、近くには烏帽子岳、赤岳は烏帽子岳の陰に隠れているが、小泉岳、白雲岳がよく見える。その右手には、北海岳、遠くには旭岳も見える。本当に広大な眺望だ。よく歩いたものだと感じた瞬間だった。

黒岳山頂碑
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黒岳眺望~烏帽子岳、小泉岳、白雲岳
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黒岳眺望~北海岳、旭岳、間宮岳
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下山

いよいよ下山だ。
黒岳石室からの登山道は頂上を横断して、層雲峡への下りの道へ続く。
下りの道に入った途端、景色は一点、緑豊かな草原に囲まれる。さっそく、トリカブトの青い花が迎えてくれる。右手のやや下った方向にはマネキ岩と呼ばれる岩がよく目立つ。
黒岳の谷底の方を眺めると、層雲峡の温泉街の屋根がまだまだ小さく視界に入る。その手前にはロープウェイの駅舎も見えており、最後の目標の確認ができる。

ダイセツトリカブト
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マネキ岩
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黒岳頂上直下から層雲峡温泉を望む
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この道も多くの花が迎えてくれた。

シシウド
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トカチフウロ
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エゾノレイジンソウ
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チシマノキンバイソウ
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下山中にはエゾシマリスに何度か出会った。あまり人を恐れないようだ。

エゾシマリス
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いよいよ最後の下りだ。岩の多い下り坂を急ぐと、リフトの音が近づいてきて不意に屋根が目の前に現れる。
山小屋兼、黒岳森林パトロール事務所に到着した。下山の署名を事務所の用紙に書き込んで、今回の山行は完了だ。山小屋は営業時間を終えていた。

森林パトロール事務所
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階段を降りると、リフト乗り場だ。荷物をまとめなおし、リフトに乗り込んだ。まだリフトで登ってゆく人もちらほらいる。長いリフトにゆったり座って下ってゆく。リフトを降りたところが、黒岳五合目になる。ここで、遊歩道を進むとロープウェイの駅舎。ロープウェイに乗り継ぎ、宿のある層雲峡温泉に戻った。
今回はあまりペースが上がらず少々疲れた気がした。明日はいよいよ帰宅だ。少々名残惜しい。
宿のレストランでは、ステーキとカニをたらふく頂いた。疲れを忘れるディナーだった。
by emu_nijuuhachi | 2012-08-14 18:30 | Trackback | Comments(2)

8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ

※パソコンでは写真をクリックすると写真が拡大表示されます。

赤岳

赤岳山頂碑
赤岳は頂上に大岩が居座る独特の山である。山頂碑は岩の下に立っている。
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赤岳登山道
稜線は荒涼とした広大な台地状の地形だ。今来た道を振り返ると、どこが道だかさえ分からないような台地が広がっていた。目を凝らすと登山者がこちらに向かって歩いてきているのが見えた。
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上の写真の右側の影をアップにすると人だということがわかる。
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広がるパノラマ
大雪の山々は、どれも標高は2000m前後だが、森林限界を超えており、また稜線はハイマツさえほとんどはえない荒涼とした土地だ。逆に遮るものがなく大パノラマが広がる。
北海道の最高峰、旭岳の眺めもよい。写真の正面が旭岳だ。写真の左端にわずかに見えているのが白雲岳。今日は左手の方から、写真に写っている白雲岳の手前の雪渓を横切り、さらに写真の中央を横断して写真右側のなだらかな山に登る。このなだらかな山が北海岳だ。
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上の写真の左側を眺めると、なだらかで大きな丘のような山が見える(下の写真)。これは小泉岳。赤岳から最初に目指すのはこの小泉岳だ。赤岳からの道は、なだらかで近くに見えるのだが、意外に時間がかかる。
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小泉岳

道標~小泉岳頂上付近~
赤岳から小泉岳までは20分から30分程度の時間がかかる。急坂は全くないが、岩が多く、決して足元のよい道というわけではない。このあたりは風も強い。
赤岳からしばらくまっすぐ歩き、やや右に回りながら高度を上げると、登山道の分岐点(下の写真)に出る。この分岐点を左に曲がって数分進むと小泉岳頂上なのだが、分岐点より高いところなのかもわからないくらい平坦な場所だ。写真の左側に、小さく山頂碑が立っているのが見える。
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分岐を真っ直ぐ進む方向には白雲岳のごつごつした岩肌が見えてくる。ここから高度を下げ、コル状の場所が白雲岳分岐と呼ばれる場所だ。
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白雲岳分岐

道標
白雲岳分岐は、白雲岳、北海岳、小泉岳経由で赤岳や緑岳への分岐点だ。また、近くには白雲岳避難小屋があり、忠別岳を経てトムラウシへ向かう道へ続く。
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白雲岳分岐付近はやや谷間でもあり、強風を遮る影に入るためか、小さいお花畑が見られる。

チシマクモマグサ
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ミヤマリンドウ
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白雲岳から北海岳へ

北海岳への道
白雲岳の手前を右手に降りてゆく。白雲岳の日陰に下ると、正面に雪渓が現れる。左手には白雲岳の崖が迫っていて、落石がないことを祈りながら通り過ぎてゆく。沢を横断し、小さな高台に出ると、遠くに目的地の北海岳が見えてくる。自分のいる場所から北海岳までの道が見えており、そんなに時間がかかるようには思えないが、ガイドのコースタイム上では50分程度かかる計算だ。実際50分かかった。障害物のない遠景は、こんなにも距離感をなくさせてしまうものなのか。
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北海岳

山頂碑
最後の登りはだらだらと長く、あまり好みに合わない坂道だ。下から見上げても、いかにも疲れそうだった。
なんとか登り切りついたところには、この山頂碑が立っていた。
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道標、遠くに烏帽子岳と赤岳
振り返ると、赤岳も遠くに眺めることができた。写真右橋の平らな山が赤岳だ。画面の左側の尖った山は烏帽子岳。道標は、これから向かう黒岳石室や黒岳、そして今通ってきた赤岳や白雲岳が表示されている。背後は「お鉢平」と呼ばれる巨大なカルデラがある。お鉢平には有毒温泉と呼ばれる温泉があるが立ち入り禁止となっている。
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お鉢平と有毒温泉
お鉢平の周囲の外輪山が、大雪山の主要な山々である。お鉢平の中央には、湯を湧き出す有毒温泉がある。北海岳にいてもかすかに硫化水素のにおいが漂ってくる。
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黒岳方面
ここまで来ると黒岳もよく見えている。写真中央のやや左側の山がそれだ。これから、尾根のやや左側を進み、写真中央の尾根を伝って谷底の沢までいったん下る。その後、沢を渡渉し、写真の左側へ歩みをすすめると黒岳石室だ。ここから予定では1時間少々の道のりになる。
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黒岳
北海岳から、黒岳をややアップにして写真を撮ってみると、登山道がよくわかる。実は大きく拡大すると登山道を歩いている人まで見えている。
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黒岳石室
上の写真をよく見ると、写真左端のほうに黒岳石室も見えている。上の写真から黒岳石室を切り出したのが下の写真だ。
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時間は既に13時頃。いよいよ最後の縦走だ。これから黒岳石室を経て、黒岳に登る。黒岳を超えてリフト乗り場まで下って層雲峡に戻り本日の行程は終了だ。先へ進もう。
(8月14日 大雪山行(夕方)へ続く)
by emu_nijuuhachi | 2012-08-14 13:05 | 山行 | Trackback | Comments(0)

8月14日 大雪山行(朝)~銀泉台から赤岳へ

※パソコンでは写真をクリックすると写真が拡大表示されます。

8月13日、朝9時過ぎに新千歳空港に着いたときは雨だった。層雲峡からの大雪山行は2006年以降、今回で5回目だ。移動は手慣れたもの、列車を札幌で乗り継ぎ旭川駅まで移動、旭川からはバスで層雲峡に向かうことにした。にぎやかな街並みを抜け、やがて小さな町、上川に到着、バスはさらに先に進み、石狩川沿いの明るい緑の中を通るうち、やがて、左右は断崖が迫ってくるといよいよ層雲峡バスターミナルだ。時刻は14時を回っていた。宿に荷物を置いて、近くでラーメンを食べ、ビジターセンターで情報収集をしてその日は宿の部屋に閉じこもった。明日は晴れらしい。できれば、日本では北海道だけで見られるシジミチョウや、本州でも見られるクモマベニヒカゲ、あわよくば日本では大雪山だけで見られる天然記念物の3種のチョウも生き残っていれば見られれば良いなと思っていた。(結果的には今回はこれらには会えなかったが…)

8月14日、朝4時半ごろ、まだ外は雨のようだ。とりあえず出発の準備を整え5時45分ころに出発。雨は上がっていた。バスターミナルにはすでに10名前後の登山客がバスを待っていた。6時にターミナルにバスが滑り込んできて、列をなしてバスに乗り込んでゆく。いよいよ山への出発だ。ここから幹線道路を経由し、大雪湖沿いの道路を通り、未舗装の林道に入ってゆく。約50分ほどの移動時間を要する。激しくバスに揺られて到着したところが銀泉台だ。ここは紅葉の時期には多くの人が訪れるが、8月はまだ静かだ。かつて建っていた山荘は数年前に取り壊され、真新しい小さい管理小屋だけが立っている。ここで、管理小屋で行動予定を記入していよいよ出発だ。

赤岳登山口~

雨は上がったとはいえ霧がかかって、遠くの景色は臨めない。さっそく歩みを進める。最初に樹林帯の中の短い急登がある。樹林帯の中ではウメバチソウが見られた。

ウメバチソウ
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第一花園

まもなく、樹林帯をぬけ、正面には山のさらなる斜面が迫ってくる。ここで道は大きく右に曲がり、斜面をトラバースするように道が付いている。7月上旬まではこのあたりは雪に覆われていて雪上を歩くのだが、8月中旬にもなると雪はすっかりなくなり、しっかりとした道が付いている。灌木帯と草原に囲まれ、花の種類も増えてくる。ウサギギクが多い。ウサギギクは花を横に向けこちらを向いているように見える。チングルマは花の時期が終わり綿毛が付いている。ヨツバシオガマが所々に赤紫のアクセントをつけている。

ウサギギクやその他の花々
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長い第一花園を過ぎると、また少々登る。ダケカンバ木々の中を通っていくと、登山道はウラジロナナカマドに囲まれる。ウラジロナナカマドは、まだ紅葉はしていないが、実が色づき始めていた。

ウラジロナナカマド
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第二花園

ウラジロナナカマドの道を抜けると広い場所に出る。ここが第二花園だ。ここにはまだ雪が残っているが、雪を踏みながら短い斜面を登ると間もなく花々が姿を見せてくれる。わずかながらチングルマも残っていたし、エゾコザクラもまだ咲いていた。

チングルマ
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エゾコザクラ
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ハクサンボウフウ
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ヨツバシオガマ
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ハイオトギリ
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奥の平

第二花園を登りきると、再び灌木帯に入る。ハイマツやウラジロナナカマドに囲まれた登山道だ。
再び開けた場所に出る。ここが奥の平である。ここにも沢山の花が咲いていた。
特に多かったのがウサギギクだが他にも多く種類の花が咲いていた。

ウサギギクとチングルマの綿毛
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奥の平の雪渓
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ミヤマサワアザミ
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エゾツツジ、ウサギギク、チングルマ等
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ナガバキタアザミ
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コマクサ平

それにしても今日は風が強い。しかも空気が冷たい。8月というのに、長時間、風にさらされている手はかじかんでくる。奥の平を登り灌木帯を抜けると、ハイマツと、その下に這うように生える高山の低木が目立ち始めると間もなくコマクサ平だ。7月には、大雪山の天然記念物3種のチョウが舞う砂礫の台地だ。コマクサ平は遮るもののない広大な大地でさらに冷たい風が身に染みてくる。気温が低すぎるせいか、全く蝶の姿はない。砂礫の間に間にコマクサがまだ花をつけていた。一株目立つ花が咲いている。クモイリンドウだ。薄黄色の花に青いラインがしゃれている。
ハイマツの脇では、クロマメノキ、コケモモ、ウラシマツツジ、ミネズオウなどが地表を覆うように小さな枝をのばしている。ウラシマツツジは既に葉が赤みを帯びており、紅葉が始まっているのを実感させた。よく見るとクロマメノキの葉の下には、青黒い実がたくさんなっていた。クロマメノキは日本にも自生するブルーベリーの野生種だ。実は甘酸っぱくてうまい。が、ここは大雪山。自然保護のため実を口にするのは遠慮した。また、ハイマツの枝が覆いかぶさる下にはコケモモがはえており、実が色づき始めていた。こちらは、日本に自生するクランベリーの野生種だ。

クモイリンドウ
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コマクサ
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クロマメノキ
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コケモモ
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第三雪渓

コマクサ平を過ぎると再び短い灌木帯に入る、ここでやや高度を下げ、第三雪渓の底部に出てくる。第三雪渓とはいうもののこの時期はもうほとんど雪はない。ここはここまでで一番の急登、しかも岩がゴロゴロするガレ場だ。赤岳までの正念場だ。しかし、底部から上部まで、お花畑が広がる。ここまでのお花畑に比べても彩の鮮やかさは一番だったろう。花を愛で、気を紛らしながら進むことができた。

コガネギク
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タカネトウウチソウ
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イワギキョウ
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第四雪渓

第三雪渓を登りきると左に曲がり、進んでゆく。徐々に開けた場所に出てくると第四雪渓の底部だ。ここも花が多く美しい場所だ。ここは本当は7月に訪れるととてもいい場所だ。今回の登山で唯一、チョウ撮影ができた場所だった。ここを登りきれば間もなく赤岳頂上だ。

コヒオドシとウサギギク
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アオノツガザクラ
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コエゾツガザクラ
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赤岳頂上

第四雪渓ももう、登山道側には全く雪は残っていなかった。ハイマツなどの生えた道を歩くうち、徐々に周囲の木々は無くなってきて、岩と砂とわずかな草しか見れない広大な台地にでてくる。進む先に大きな岩が見えてくる。これが赤岳頂上だ。

イワブクロ
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赤岳頂上
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最初の目的地の赤岳頂上に到着した。ゆっくり登ってきたが、まだ十分時間はある。ここで少し休憩することにしよう。(赤岳山行(昼)に続く…)
by emu_nijuuhachi | 2012-08-14 10:42 | 山行 | Trackback | Comments(2)

極寒の地を生き抜く~ウスバキチョウ~

7月1日より3日間、3年ぶりの大雪山遠征です。目的はもちろん天然記念物3種、ウスバキチョウ、ダイセツタカネヒカゲ、アサヒヒョウモンです。
本番は2日目の駒草平ですが、とりあえず到着した1日は足慣らしで層雲峡から黒岳へ。七合目までロープウェイとリフトを乗り継ぎ、そこから歩き始めるのですが、驚いたのは歩き始めてすぐに残雪の上を歩く羽目に、過去3回と比べて雪がかなり多いのです。これは本番の明日も相当雪の中を歩かなければならないことが予想されました。
本番の2日、朝6時に層雲峡を出発する登山バスにのり、登山口の銀泉台へ。遠くに見えている第一花苑はほとんど雪に埋もれているようです。案の定、残雪は私の経験上最も多かったのです。第一花苑の雪道は長いしトラバースなので好きではありません。いつもなら花のきれいな第二花苑も雪に埋もれています。雪はいやですがこれなら、すれていないウスバキも見られるかなと淡い期待も抱きながら先へ進みました。駒草平についたのは8時過ぎ。ウスバキは飛んでいましたが、まだ気温が上がっていないためか、数は少ないようです。
時間もあるので、赤岳を経て小泉岳まで歩いて来ることにしました。途中、以前アサヒヒョウモンが群れて飛んでいたポイントの様子も見てくることにしました。しかし、アサヒヒョウモンのポイントはほとんど雪に埋もれていてほとんどアサヒは見ることができませんでした。今回の遠征ではアサヒの目撃数は過去最低だったと思います。
ウスバキはかなり広い範囲で見ることができます。今回歩いていて、時間的によかったのでしょうか10時から11時に通過しているポイントではそれなりの個体数のウスバキを見ることができました。
吸水?するウスバキチョウ
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ハイマツの周りを飛ぶウスバキチョウ
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砂礫地を舞うウスバキチョウ
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ベニバナミネズオウで吸密するウスバキチョウ
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駒草平に戻ると、ダイセツタカネヒカゲが多く飛んでいました。しかしどうも警戒心が強く、なかなか近づけませんでした。アサヒヒョウモンは数自体が少なく、1回だけ付近に留まりましたがすぐに飛んでしまい、アサヒは今回の遠征中まったく写真は取れませんでした。ダイタカはやや遠いしつまらない景色でしたが証拠写真程度のものがようやく取れました。ということで、一応ダイタカも載せます。
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by emu_nijuuhachi | 2011-07-02 22:00 | | Trackback | Comments(4)


10年前に始めた、デジカメ片手にハイキングやお散歩。撮りためた画像を紹介しながら当時を振り返ったり、最近公園や里、山で出会った蝶や花、その他の生き物等について日記風に紹介していきます。


by emu_nijuuhachi

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