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深大寺でのオオムラサキに関する取り組み〜2014年6月22日

自分の地元は東京都調布市の深大寺。小学生のころに深大寺境内付近は遊び場のようなものだった。いまでもこの地域は緑深い地区ではあるが、宅地開発がすすみ森林はずいぶん小さくなったようだ。そんな中、東京都では都立神代植物公園が中心となり、周辺地域を、22世紀の森づくりと称して、かつての武蔵野の森を取り戻そうという動きが出てきている。
他方、深大寺地区の住民が中心となり、深大寺街づくり協議会という団体が、昔はこの周辺を飛び回っていた国蝶オオムラサキの数を復活させようと、繁殖活動をここ何年か取り組んでおり、終齢幼虫から羽化までの間、深大寺にケージとエノキの鉢植えをおいて、参拝客や観光客の皆さんに向けてオオムラサキの展示をしている。

と、もう7年(?)以上つづいているこの活動は以前から知っていたものの今回初めて様子を見に行った。最初は6/21。蛹がいっぱいぶら下がっていたが、中に翅の色が透けて見えている蛹があり、翌日には羽化するだろうと楽しみにしていた。6/22は朝から雨だったが、7時前には境内に着いてケージを覗いてみると、すでに羽化してしまっているではないか!少し残念に思ったが蛹を見て回ったところ、2つほど羽化しそうに思われるものが見つかった。いったん帰宅し、午後再び深大寺に向かい、その蛹に動きがあるまでじっと待つことにした。
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夕方5時過ぎに羽化を開始、最後の状態までで約20分ほどだろうか。いったん始まるとみるみる姿が変わって行く様がすごい。

上の個体より前に羽化した個体も何頭かケージには入っていた。話によると毎日放蝶しているそうだ。
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最後に、この蝶たちが入っていたケージを紹介する。
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by emu_nijuuhachi | 2014-06-22 22:15 | | Trackback | Comments(2)

地元もゼフのシーズン(ちょっと遅いけど)〜2014年6月15日

もはや、6月なかば。今更ゼフのシーズンと言うのはあまりにも出遅れ過ぎの感は否めないが、6月は信州やら高尾山やら、しかも高山蝶やらラン科植物やらの観察で、まったく身近なゼフィルスを見に行く余裕などなかったわけだ。
もう、翅も痛んでいる頃だとは思ったのだが、地元、野川沿いの公園まで様子を見に行った。ここには平地性ゼフィルス(=ミドリシジミの仲間を代表とする樹上性シジミチョウの一群)が4種定着している。ミドリシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミだ。年によってはゼフィルス観察会などもボランティアが開催していることがある。
例年個体数も少なくないので、とっくに、ウラナミアカシジミやミズイロオナガシジミだって見られてもいいはずだが、今回は見ることができなかった。
ミドリシジミについては、オスのメタリックグリーンを拝みたかったところだがそれはかなわなかった。

アカシジミ
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ミドリシジミ(O型♀)
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ミドリシジミ(♀)
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ところで、今回、この場所にしては珍しい蝶に出会った。というか、本来ここにいるはずの無い蝶だ。とはいえ、数年前から隣の公園で発見されたという話は聞いていた。ホシミスジ。関東では山地性だそうで、通常は平地では見られない。ネットでいろいろ調べてみると、実はこの蝶2010年に、その隣の公園で初めて発見され、DNAの分析をしたところ、瀬戸内産と思われるとの結果が出たそうだ。
要するに、なんらかの原因でこの地に人為的に持ち込まれたというわけ。蝶を人が意図的に別の場所で放すケースもあるが、植木や鉢植えなどを移動した際に幼虫や卵がついていて一緒に移動してしまうケースも少なくないようだ。実際上記のミドリシジミ。この公園のものは本来別産地のもので、公園内にハンノキを植えるさいに、ハンノキの苗についていた卵や幼虫から繁殖したのではないかとの説も聞いたことがある。
ホシミスジの幼虫はユキヤナギを好んで食べる。この辺りの庭木にもユキヤナギは少なくないことから、周辺に広がる可能性は十分にあるのではないか。

ホシミスジ
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翅の裏の付けねに黒い斑点がみられる。これがホシミスジの「ホシ」の由来だ。
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相変わらず数が多いのがテングチョウ。

テングチョウ
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ちなみに黒に黄色の縞、ミドリの目のトンボを見かけました。トンボはやっぱり詳しくないのだけれど、下の写真は何トンボでしょう?
コオニヤンマってやつ?顔が映ってないのでますます分からない。
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by emu_nijuuhachi | 2014-06-18 00:10 | | Trackback | Comments(4)

人生初見のフジミドリシジミ〜2014年6月8日

自然観察を始めたのは2005年のこと。きっかけはたまたま登った高尾山頂の(今はない)イヌツゲの花に次々とアサギマダラという蝶が蜜を吸いにきているのがきっかけだった。高尾山に興味を持った自分は高尾山の自然に関する本をたくさん買いあさった。そのような本の中に、フジミドリシジミという蝶が木の上を飛び回っているといったような記述があったが、どの季節・時間、どこでその蝶が見られるのかが分からず、ずっと見ることなどなかった。

ところが、今日初めてその蝶を見ることができたわけだ。
今日は雨なので、蝶は期待していなかった。むしろ花の観察に行ったのだったが、ある場所で高速連写でシャッターを切っている方がいらしたのでピンと来た。これはフジミドリだ。花も見に行ったが花は雨のせいで閉じてしまい、この日はほとんどが蝶観察に充てられた。
シャッターを切っておられたのはIさん。この蝶の習性について色々教えてくださった。
この日は♂は翅が傷んだ個体ばかりだったが、結構な数の個体がいたように思う。昼頃から♀も登場した。
フジミドリは♂♀だけでなく、♂♂も仲がいい、2頭で仲良くフレームに収まってくれた。
今回は♀の止まったあたりに複数の♂が降りてきたり、鳥に襲われそうになると慌てた様子で逃げ回るなど、色々な姿が見られて本当に興味深く面白いひとときだった。
いろいろ教えてくださったIさん、ありがとうございました。

フジミドリシジミ
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ミスジチョウ
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by emu_nijuuhachi | 2014-06-09 01:43 | | Trackback | Comments(9)

写真はともかく今回はじっくり観察しました・クモマツマキチョウ〜2014年5月31日・6月1日

2005年に久々に10年ぶりとなる本格ハイキングを復活し、その際デジカメを持つようになってからは、高山蝶を探しに山に入るなどして、シジミチョウや各山系亜種を除けば、本州と北海道は一通り見てきている。
その中で、探しに出かけてもたびたび敗退するのが、このクモマツマキチョウだ。
2006年には観察ポイントも知らず、おおざっぱな地域情報だけでただただ探しまわった。見つからなかった。別のときはポイントも調べたが、その地は雪に覆われていて時期が違うことを知った。ある年、遠くに見えた沢がすごく気になった。その翌年その沢に足を運んで初めてその白地にオレンジの蝶にあうことができた。2009年のこと。自分は知らなかったが産地として知られた場所だった。
2014年。初めてその蝶に出会った地に向かうことにした。旅の途中、毎年のようにお世話になっている宿に宿泊。このとき物販コーナーで何気なくバッジに目をやると...。いるではないか目的の蝶が。これで今年は遭えなくても記念になった。
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翌日から2日間、その沢に足を踏み入れた。足を踏み入れた瞬間、自分の歩いている登山道の脇、土手の下をオレンジの蝶が自分を追い抜いて川上に上って行くのが見えた。
目的地に到着し、景色を眺めていると対岸をその蝶がまた川上に上って行くのが見えた。そのうち川下へ下って行く蝶も見えた。ところがなかなか花に止まってくれない。登山道脇、土手の上にはこの蝶の食草で、成虫も蜜を吸いにくるミヤマハタザオがいくつも咲いているにもかかわらず、いっこうに近づいてこない。川に沿って上ったり下ったりしているばかりだ。
吸蜜中の姿を写真に収めたかったが、全然近くにとまらない。しかも先ほどから川の対岸ばかりに現れる。そこで、川を渡りまずは飛翔の写真から撮ることにしたが、これがまた難しかった。
他のブログではすごく奇麗な飛翔写真もたくさんあるので少々人様にお見せするには恥ずかしいできではあるのだが、今回は吸蜜もあまりたいしたものが撮影できなかったのでネタ不足を補うために公開させていただく。
そのうち、近くのスミレで吸蜜をするようになったので、いくらかの写真は撮れたが、気温が高いせいか蝶に落ち着きがない、花に止まっている時間がすごく短い。自分のようにもたつくとまともに写真など撮っていられない。
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このポイントでは、5月31日には9時前から13時30分頃まで、6月1日には7時40分頃から11時15分頃まで蝶の行動をじっくり観察させてもらった。
なにしろ、この2日間で、この場所で人を見かけたのはたった3人。蝶の観察をしにきている人など皆無だ。静かに、本当にじっくりとみることができた。
どうもこのポイントで見かけたのは合計2個体。上流側から降りてくる個体と、下流から上ってくる個体である。
おもしろいことに朝と昼前で飛ぶコースが違う(下の絵の左のコースと右のコース)。どうも木陰の位置が関係しているようだ。よくよく見ると、ちょうど日向と木陰の境界付近を割と直線的に飛ぶようだ。比較的河川敷の低いところを川上、または川下の方向に飛びたがるようであまり土手を駆け上がるような飛び方はしない。従ってせっかく咲いているミヤマハタザオで吸蜜することはなかった。
下流から上ってくる個体は崖まで到達するとその周囲のスミレの幾つかを訪花し吸蜜すると再び下流へ向けて飛んで行き、下の崖の先で私の視界から消えるが、数分から十分もすると再び下流から上ってきて姿を現す。この繰り返しだ。
ただ、右コースを飛ぶのと左コースがを飛ぶのと時間帯で使い分けているようだが、コースが切り替わる間は、どこでどうしているのか、数十分姿を見せなくなる。午後1時30分あたりになると、河川敷全体が日向になり、そうなるといろいろ蝶は姿を見せなくなった。

このポイントでは、上流の個体と下流の個体の2個体がいると先に述べたが、スミレで先客のクモツキが吸蜜しているときは、別個体のクモツキはいったん近づくがすぐにあきらめたかのように別のスミレへ向かっているのが面白かった。争いごとを好まない個体だったのだろうか。

あと、初日は私は抹茶グリーンのシャツを着ていた際には蝶に避けられていたが、2日目にブルーのウィンドブレーカーを着ていたときには近くを飛び回るのはもちろんまとわりつくことすらあったのが面白かった。いくつかの蝶と同様、青系には反応するようだ。

クモマツマキチョウの飛翔コース
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それにしてもいい天気だった。そんな真っ青な空の下、モンシロチョウが滑空していた。
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ウラギンヒョウモンも。
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また、この沢の少し上流に、野生の落葉性ツツジのムラサキヤシオが咲いていた。今年の花は、やけに色が鮮やかな気がする。
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by emu_nijuuhachi | 2014-06-06 01:22 | | Trackback | Comments(10)


10年前に始めた、デジカメ片手にハイキングやお散歩。撮りためた画像を紹介しながら当時を振り返ったり、最近公園や里、山で出会った蝶や花、その他の生き物等について日記風に紹介していきます。


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