カテゴリ:高尾山( 3 )

たまには花をat高尾山〜2014年5月25日

蝶の他にも、山行で撮った写真やら、植物写真を載せるはずのこのブログ。訪問してくださるのが蝶好きの方が多いのもあり、いつのまにかほとんど蝶ばかりになっていたが、たまには花を載せよう。
まあ、本当はゼフィルス(樹上性のシジミチョウの一族)を探しに高尾山を訪問したのだが朝の2時間待ち伏せても姿をこの目にすることがなかったので、この時期に気になる花たちのポイントを訪問することに目的を変更したのだった。

ゼフ(ゼフィルスの俗の略称)を待ち伏せている間、視線の方向、手が届かないくらいの距離にトンボがとまってじっとこちらを見ていた。トンボは詳しくないので名前は分からない。ナントカサナエって名前だとは思うのだけれど。。。

名の知らぬトンボ
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この時期見て回るのはラン科植物。ラン科は単子葉植物の中で最も進化した種類だといわれている。姿、生態ともに実に変化に富んでいる。また、共生菌から栄養をもらったり、あえて葉緑素を捨て去ったり、木や岩に着生したり、不思議がいっぱいな植物の一群だ。
ラン意外もこの時期は花が面白い。

ホウノキ
ホウノキの花は本当にでかい。直径は大人の頭ぐらいあるのではないか。事実、日本の純国産の樹木の中で最も大きい花を咲かせるのは、このホウノキだ。
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イナモリソウ
決してどこでも見られるような花ではないが、毎年決まった場所で花を咲かせる。広葉樹林の林床でみられるので地味な存在だが、色合いや形状がなかなか可憐さをアピールしているではないか。
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ジャケツイバラ
何年も高尾に通っていると、全く珍しいという感覚がなくなってしまい、目を向けることもいつしかなくなってしまうが、改めて見ると華やかで、梅雨の前の森を明るくする存在だということに気づく。
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さて、ここからが6月のラン。

ムヨウラン
葉っぱもない、花もあまり明るくないところに生える。どうやって増えるのか不思議な感じがする。蕾のうちは茎から蕾まで焦げ茶色で、薄暗い林床では全く目立たない。気づかずに通り過ぎてしまいそうになる。しかし花を咲かせると、他のランほどではないにしても、立派に自己主張をする。
花が咲いた頃にまた写真を撮りに行こう。
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ヨウラクラン
こちらもまだまだ蕾。花が咲いたところで直径1mm程度しかなく、木の上で木に着生して育つので、花の姿をじっくり観察するのは難しい。この写真は3mほど離れたところからの撮影だ。もっと近くで見られる場所もあるとかないとか。一度そんな場所を探してみよう。
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サイハイラン
比較的広い範囲で見られるけれども、花が薄茶色に見えるので背景の落ち葉の色にとけ込んで見落とすことも多い。しかしアップにすると下の写真の通り、立派な濃いピンクの混じった蘭の花なのである。

以前は人気がなかったが、最近、この植物の盗掘があるそうだ。ランというのは複雑で、この植物、もちろん自分でも光合成しているのだが、どうやら地中の共生菌から栄養をもらわないと長生きできないらしいのだそうだ。持ち帰ったところで栽培などできる代物ではない。自然のままにしておこう。
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セッコク
まだ5月だが例年の見頃は6月。6月の高尾山の花の中で主役がこの花だろう。近くで見たければ高尾山のケーブルカーの清滝駅、高尾山駅で乗車前に近くの桜に着生しているのを見ることができる。元々は高尾山の杉に着生していた株を、杉が倒木になった際に移植したのだそうだ。
自然のセッコクが見たければ、近くであれば1号路の割と下の方でみられるが、下の写真は自然繁殖した6号路のセッコク。杉の枝という枝に着生して見事としか言いようがない。

花が小さく写っている写真はデジタル一眼レフに焦点距離500mmのレンズを装着して撮影したもの。花が大きく移っているのは焦点距離120mm相当のデジカメに30倍の望遠鏡を装着して撮影したもの。それぞれ3ヶ所の株を紹介する。
デジスコだと肉眼じゃ確認できないほど小さくみえる花がバッチリ撮影できてうれしい。
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by emu_nijuuhachi | 2014-05-28 22:19 | 高尾山 | Trackback | Comments(8)

裏高尾もそろそろアゲハが舞う時期かと思い…〜5月1日

5月になった。裏高尾の林道を歩けば、いろいろな蝶に出会えるチャンスがあるはずだ。
ウスバシロチョウ、ミヤマカラスアゲハ、アオバセセリ、アサギマダラ。もしかしたらモンキアゲハやらスミナガシにも会えるかもしれない。
期待感にあふれて、沢に行ってみたが...予想に反して花が少ない。こうなるとミヤマカラスアゲハやアオバセセリなどに会うのも難しい。
そのような中でも、いくつかの蝶や花に合うことができた。

毎年、確実にここで会えるのがウスバシロチョウ。高尾周辺ではかなり広い範囲で会える蝶。
知らない人はモンシロチョウなどの仲間と思われるかもしれないが、立派なアゲハチョウの仲間。幼虫はムラサキケマンなどを食べる。

ウスバシロチョウ
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続いてサカハチチョウ。数年前、あまりにもサカハチチョウが少ないので心配したが、とりあえず会えたのでほっとした。
春型は赤い模様が鮮やかだ。知らない人がみると、夏型とは別種のように思われるかもしれない。夏型は黒い羽に白い太い帯状の模様が一本入る。

サカハチチョウ(春型)
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ツマキチョウは、春先はモンシロチョウなどに混じって普通に見られる蝶だ。案外気づいてない人も多いのではないだろうか。
ごく普通の種類だが、前翅先端の黄色い模様と、後翅裏の模様のおかげで、魅力を感じる。

ツマキチョウ
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上のツマキチョウが吸蜜しているのはムラサキケマンだが、このムラサキケマン、紫と名が付きながら一部だけが紫で残りが白かったり(別名・シロヤブケマン)、全体が白かったり(別名・ユキヤブケマン)、株によって花の色が違う。この林道では意外に白い花が多いのに気づいた。

ムラサキケマン(紫)
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ムラサキケマン(シロヤブケマン)
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ムラサキケマン(ユキヤブケマン)
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ムラサキケマンににた花で高尾でよく見かける花にヤマエンゴサク、ジロボウエンゴサクがある。この林道で多く見られるのはジロボウエンゴサク。ムラサキケマンは葉っぱに細かい切れ込みが入るが、ジロボウエンゴサクは3裂にわかれた卵形の形状の葉となる。

ジロボウエンゴサク
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この時期でもスミレは何種類か見られる。

ケマルバスミレ
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ニョイスミレ
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驚いたことに2月の豪雪で積もった雪の解け残りと思われる残雪が林道の対岸の所々に見られた。それだけ、今年の雪はすごかったということは、そういえば倒木が沢にあふれていた。雪崩も相当起きたのではないか。

高尾で5月に残雪が…
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帰りは、別の林道の入り口付近にある民家の庭で咲いていたランの仲間2種を撮影させていただいた。
クマガイソウ
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エビネ
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by emu_nijuuhachi | 2014-05-07 20:43 | 高尾山 | Trackback | Comments(0)

午前は高尾山で植物観察、午後は地元河川流域でギンイチ〜4月26日AM〜

この日は、すでにブログにもアップした通り、午後は地元の川の流域でギンイチモンジセセリを探そうって考えていたので、短時間勝負で高尾に向かうことにした。地元の始発バスで出発、ところが高尾駅に着いて裏高尾方面へのバスは40分待ち。この時間がもったいないので、徒歩で裏高尾の林道の入り口に向かった。
少々距離はあるが、歩きなれた道なので、急ぎ足で現地へ足を運んだ。林道に到着するまでの何カ所かで花が咲いていないか確認しながら歩いたが、ずいぶん久しぶりにヒゴスミレに出会うことができた。
この日は林道で、そして、稜線へあがる登山道で、そして高尾の頂上近くでいくつかのスミレを観察できた。

高尾のスミレ
ヒゴスミレ
細かく切れ込んだ葉っぱが特徴。花は白。高尾周辺では比較的個体数が少ない。
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ケマルバスミレ
高尾周辺ではよく見かける。葉っぱは丸いスペード状。表面に細かな産毛のような毛が生えている。花は白。
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エイザンスミレ
細かく切れ込みが入る葉が特徴なのはヒゴスミレと同じだが、ヒゴスミレほど細かな切れ込みはない。花の色は個体差があり、白から淡い赤紫色。高尾周辺では比較的よく見かける。
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ナガバノスミレサイシン
細長いスペード状の葉っぱ。花の色は個体差があり、白から淡い青紫色。高尾周辺でもわりとよく見かけるが、あまり日のあたらない場所に多いようだ。
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アケボノスミレ
ピンクの鮮やかな花。花が咲く頃は葉っぱは丸まったまま広がりきっていない。
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裏高尾の林縁の花
ミヤマハコベ
5枚の花弁の白い花。とても目立っていたので思わずシャッターを切った。
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フタバアオイ
やや薄暗い、湿った沢沿いではよく見られるが、なぜか自分にとって気になる存在。
多くの人は三つ葉葵といえばなじみがあるだろうが、葵の御紋のモデルのこの植物、ついつい3枚の葉っぱがうまくならんでないかなぁって思わず探してしまう。
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フタバアオイの花
花は目立たない。変わった形をしている。下を向いているので内側がどのようになっているのかとても気になる。
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今回の主役
イカリソウ
今回これを見るために高尾に来たのだ。イカリソウ。高尾周辺では何カ所か自生地がある。その姿が特徴的で面白い花だ。今回は登山道から間近で見られる場所のうち、思いついた一番の近場の自生地に来てみた。
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やはり下から見てみたくなった。
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高尾主稜線の花
ニガイチゴ
キイチゴの仲間ではクサイチゴとニガイチゴの花がよく見られた。
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ジュウニヒトエ(蕾)
ジュウニヒトエはまだ花を咲かせていなかったが、今にも咲き出しそう。
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おまけ
主役のイカリソウにも会え無事に午前中に下山完了。急ぎのためケーブルカーを使ったが、降りてみたらケーブルカーの清滝駅前は何やらにぎやかだった。ゆるキャラのイベントだったようだ。高尾山公認のゆるキャラ、どちらもムササビがモデルらしいが、いわれるまで分からなかった。

ムッちゃん
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むさ尾
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by emu_nijuuhachi | 2014-05-06 20:30 | 高尾山 | Trackback | Comments(0)


10年前に始めた、デジカメ片手にハイキングやお散歩。撮りためた画像を紹介しながら当時を振り返ったり、最近公園や里、山で出会った蝶や花、その他の生き物等について日記風に紹介していきます。


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