カテゴリ:蝶( 69 )

高尾の大物(2005)~オオムラサキ等

また、2005年の話。
2005年は蝶の観察を始めた年ですが、何度も足を運んで観察を楽しんだのが何と言っても高尾山のスミナガシでしょう。見ているとスミナガシはとても気が強い蝶で、テリトリーや吸蜜中に、近寄る蝶を追い掛け回した挙句、元の場所に戻ってくる。この繰り返しは見ていて楽しいものでした。
さて、2005/8/18のこと、Coolpix 5700を手に、この日は日影沢から高尾山頂を目指しました。
沢伝いに歩いていてまずであったのが、ミヤマカワトンボ。大きく羽ばたき、遠くから見ると蝶が飛んでいるようにも見えます。
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高尾山に登る前に少々、日影沢林道の先まで歩きましょう。夏に沢沿いの林を歩いていると必ずのように出会うのが、このコミスジです。独特の飛び方が面白い蝶です。
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日影沢林道を登っていくと、夏の太陽降り注ぐ道端に、交尾中のアオカナブンがいました。一般車両が入らないとはいえ、たまに、作業用の車が通る林道です。ひかれやしないかと心配になります。
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Uターンして、林道を少しくだると、ウラギンシジミが同じ場所をうろうろと飛んでいます。何だろう?
よく見るとミミズの死骸が。ウラギンシジミはミミズから吸汁していたんですね。蝶は花に限らずいろいろな食事をするのです。
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さて、いよいよ登山です。途中、話の中、やや薄暗い場所でアサギマダラに会いました。高尾はアサギマダラの繁殖地でもあります。やはり数は結構多いですね。
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高尾山の頂上まで登り、そして観察ポイントへ。
まず会えたのがルリタテハ。もっともよく出会うタテハの仲間ですが、ブルーのラインがきれいです。
樹液に誘われてきたようです。
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同じ木の別の場所を見ると、そこにはアカタテハとカナブンがいます。
みな、競って樹液を舐めています。
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残念ながらスミナガシが見当たらないので、夕方またここに来ることにして、稜線を一丁平まで歩くことにしました。
一丁平につくと、なんだか不思議な光景が。キジバトが2羽、片方の翼を半開きにし、尾羽を扇状に広げて日を背にじっとしています。日向ぼっこでもしているのでしょうか?それとも、暑さよけでしょうか?
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そろそろ高尾山に戻ることにしましょう。途中、立派なコオニユリが咲いていました。

高尾山の近くまで戻ると、アザミに不思議な虫が。触角がすごく長く、翅がなく、胴体はメタリックなグリーンに見えます。なんだろう??家帰ってネットでだいぶ調べた記憶があります。この虫、アシグロツユムシの幼虫だそうです。


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観察ポイントに戻ってきました。
期待通りいました。スミナガシです。なかなか格好良い蝶です。
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表はくすんだ色に見えますが、光や見る角度で青っぽく見えたり、虹色に見えたり不思議な色の蝶です。
何と言っても、眼が青く、口が赤い。日本には他にこんな蝶はいません。
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スミナガシの観察を楽しんでいたら、羽音をさせながら飛んできた大きな蝶。
みたら、大きなオオムラサキです。こんなに間近でオオムラサキを見ることができるとは!
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しかし大きいです。迫力があります。羽の色が茶色です。これはメスですね。
メスはオスのオオムラサキに比べてかなり大きく感じます。
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この日はスミナガシを見て楽しんで、オオムラサキを見て感動し、興奮さめぬまま下山することにしました。
帰りは、旧甲州街道方面に下りました。蛇滝口バス停のそばで、タイヤに止まるルリタテハを見つけました。なんか可笑しな組み合わせなので、シャッターをパチリ。
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by emu_nijuuhachi | 2010-07-09 00:13 | | Trackback | Comments(0)

奇蝶・リベンジ~キマダラルリツバメ

本日のお話。
7/1にかろうじて見られたキマルリですが、葉っぱから半分はみ出たところが見れた程度でした。
今年もそろそろ時期が終わりでしょうが、まだチャンスは残っていると重いもう一度見に行くことにしました。
現地に着くと、カメラ片手に周辺を歩いている人がいました。
7/1に撮影した場所に着くとまもなく、7/1にお会いした方とも再会。
しばらく飛ばなかったのですが、16時ごろに飛び始めました。数は少ないのですが…。
なかなか、よい場所には止まってくれなかったのですが、なんとか姿が見える場所に出てきてくれました。
ただ、あの小さな蝶を撮影するには少々遠く、500mmで撮影しても↓こんな感じです。
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でも、今回はデジスコをスタンバイしていました。樹上のシジミチョウを撮るときは、本当に威力を発揮してくれます。
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今日は、7/1にお会いした方との再会や、以前石砂山でお会いした方と偶然の再会もあり、本日初めてお会いしたご夫婦には撮影後最寄り駅まで車で送っていただいたり、撮影場所の土地を所有されている方がお茶を差し入れてくださったり、うれしいこと、ありがたいことが沢山ありました。
皆さん、本当にありがとうございました。

※ブログだと縮小されてしまうので、トリミングしてややアップで。
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by emu_nijuuhachi | 2010-07-04 22:01 | | Trackback | Comments(2)

花三昧2005と蝶(2)~クロヒカゲモドキなど

2005年夏、花三昧の2日目です。
今日は、八方尾根を登ります。
ゴンドラ、リフトを乗り継いでいきます。リフトに乗っていると、早速ベニヒカゲが足元を飛んでいます。
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リフトで一番上まで上ると、八方池山荘がある第一ケルンに着きます。ここはガスっていましたが、霧の向こうでウグイスが出迎えてくれました。


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遊歩道の両側はロープが張られていて、野草が咲き、蝶が舞います。
蝶が集まっているところがあります。ベニヒカゲにクロヒカゲ。
よく見ると…獣糞に集まってるのでした。もう少しきれいなものに止まってくれれば絵になるのですが…。


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道端にはタカネマツムシソウ(マツムシソウ科)が沢山咲いています。タカネマツムシソウに吸蜜にくるベニヒカゲ。


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ここはウメバチソウ(ユキノシタ科)も多く咲いています。ウメバチソウにアリが蜜を舐めに来ています。


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名前の知らない花がたくさんあります。このハイキングをきっかけに高山植物図鑑も買いました。
クモマミミナグサ(ナデシコ科)。


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こちらはハッポウタカネセンブリ(リンドウ科)。
(バックの葉っぱはクロマメノキかな?)


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シナノオトギリ(オトギリソウ科)。


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ミヤマママコナ(ゴマノハグサ科)。
第一ケルンから八方池まで歩く間にも沢山の名前の知らない花が咲いていました。以上5つの花はこのとき名前を知った花々です。


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蝶も見かけたらパチパチとシャッターを押していました。
大ぶりのクロヒカゲがいたので撮影。と、ずっと信じていたのですが、ずいぶんしてから、よーくみると違いました。
クロヒカゲモドキ。


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八方池近く、第三ケルンあたりからは、白馬三山の東側斜面が臨めます。さらに、不帰嶮の荒々しい岩稜が見えてきます。
手前ののどかな風景と、奥の荒々しさのバランスが見事な景色です。

迷ったのですが、この日は唐松岳頂上小屋まで向かうことにしました。


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ここにはタンポポも咲いています。
ミヤマタンポポ(キク科)


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湿地にはこんな花も。
イワイチョウ(ミツガシワ科)。


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この遊歩道沿いで一番目に付く蝶はベニヒカゲですが、ヒョウモンチョウも比較的多く見られます。
ヒョウモンチョウ。


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小さい白い花です。
ミヤマトウキ(セリ科)


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ところどころ、ダケカンバの樹林帯を通って先を進みます。
ダケカンバの中にはかなりの大木もあります。
このコースは針葉樹林帯は少なく、ダケカンバの樹林帯が多かった印象があります。


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ウツボグサの仲間のタテヤマウツボグサ(シソ科)が所々でみられます。
地元の多摩地区でよく見かけるウツボグサより、房は小さく花数は少ないのですが、色鮮やかです。


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イワシモツケ(バラ科)。
蛇紋岩が多い高山でみられるそうです。岩の種類と植物の種類が関係しているというのも面白いですね。


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ミヤマイワニガナ(キク科)。
赤みがかった茎や葉、花の大きさの割りに細くて長い茎に目を惹かれました。茎や葉が赤いのは寒風に当たるせいでしょうか。


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クルマユリ(ユリ科)。
八方尾根では特に多かったわけではありませんが、高原でこの花があると華やかに感じます。


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マルバタケブキ(キク科)。
キク科の野草としては、背丈も花も大型です。ここではこの花に蝶が訪花しているのを見ませんでしたが、よく蝶が集まる花です。


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ヤマハハコ(キク科)。


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シロバナハナニガナ(キク科)。
上の写真にもあるミヤマイワニガナと姿が似ていますが、こちらは白花。


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ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)。
この写真では花の数も少なく寂しげですね。群生すると見事ですが。


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休憩によさそうな雪渓が見えます。扇雪渓という名前だそうです。


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まだまだ沢山の花が見られます。
ゴゼンタチバナ(ミズキ科)。秋には赤い実がつきます。


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チングルマ(バラ科)。
草のようですが木なのだそうです。


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ミヤマキンバイ(バラ科)。
砂礫地にもこんな鮮やかな花が咲きます。


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コイワカガミ(イワウメ科)。
イワカガミの仲間は下を向いて開くかわいい花です。


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タテヤマリンドウ(リンドウ科)。
初めて見たかも。。。


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エゾシオガマ(ゴマノハグサ科)。
ギザギザの葉っぱ、花の形が面白い。


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少し、花の時期が過ぎていましたが、シャクナゲの花が咲いていました。ハイマツに混ざってシャクナゲの花が見られると、山に来たんだぁって実感がわきます。
ハクサンシャクナゲ(ツツジ科)。


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ゴツゴツした岩をトラバースして、巻いていくように行くと唐松頂上小屋が不意に現れます。
水分をほとんど取らずにここまで来てしまいました。しっかり水分補充しました。


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多かった雲も切れ、青空も見えてきました。唐松岳の頂上も見えていますが、今日は帰りの日。時間の関係もあり、ここで引き上げることにしました。


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頂上小屋から少し下ったところには、お花畑があり、ここにはコバイケイソウが群生しています。
コバイケイソウには小さい虫が沢山集まってきています。
写真の花にもクロハナカミキリらしき虫が写っています。
コバイケイソウ(ユリ科)。


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オヤマリンドウ(リンドウ科)。
残念ながら、つぼみでした。


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ウサギギク(キク科)。
山で比較的によく見るきれいなキクです。


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山の上のほうでは、なぜかあまり見られなかったのですが、標高が下がってくるとベニヒカゲの数がまた増えてきました。


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八方尾根のお花畑には色々な種類が一般に花を咲かせているような場所もあります。
オタカラコウ(キク科)、シモツケソウ(バラ科)、シロバナハナニガナ(キク科)、ニッコウキスゲ(ユリ科)など。


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シモツケソウ(バラ科)。
きれいな花です。


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ダケカンバ(カバノキ科)の大木です。


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写真では伝わりにくいのですが、とても大きなアザミがありました。花の直径は5cm近くあったと思います。
オニアザミ(キク科)。


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八方池まで下りてきました。人が多さとは対照的に小波一つ立たない佇まいです。
向こう岸の景色が水面に鏡のように映りこみます。


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池のほとりに下りると、サンショウウオの幼生が何匹かみられました。
クロサンショウウオ。


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いよいよハイキングも終わりが近づいてきました。
下には八方池山荘、その向こうには白馬村の景色が見えてきます。


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後を振り返ると、雲の下に隠れていた、白馬岳の頂上がわずかに顔を出してくれました。


下りのリフトを乗っていると、パラグライダーが見えました。気持ちよさそう~。
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無事下山し、この日のうちに東京まで帰りました。
花三昧はその名の通り、花が沢山見られ、多くの植物の名前を知った旅でした。
by emu_nijuuhachi | 2010-07-04 11:09 | | Trackback | Comments(0)

花三昧2005と蝶(1)~ベニヒカゲ/ヒョウモンチョウ

2005年夏のこと。
ハイキングにも慣れてきて、遠出もしたい気持ちもあり、白馬Alps花三昧という企画を知ったことから白馬に行くことにしました。
2005/8/15、中央本線から大糸線直行の「あずさ」にのって白馬へ。
白馬につくのがちょうど昼食にいい時間。駅前で昼食をとり、どこに向かうか思案して、この日は五竜へ。
昼から雨が降り出しましたが、無理しない程度ぶらぶらとすることにしました。
タクシーで五竜のスキー場に移動し、ゴンドラ、リフトを乗り継ぐと、ちょっとした展望台につきます。
展望台周辺は遊歩道の周回道かつ五竜への登山道となっています。リフトの下は冬はゲレンデですが、夏は高山植物を中心とした植物園になっています。
雨もあがり、遊歩道や植物園あたりをぶらぶらと散歩しました。

結構数が多いのはベニヒカゲと、ヒョウモンチョウ。ヒョウモンチョウは羽化の後だいぶ時間がたったような感じがします。

雨に濡れたアザミとベニヒカゲ(かなりピンボケ)。
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クガイソウとヒョウモンチョウ。
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タテヤマウツボグサ。高尾などで見かけるウツボグサより房の高さが低く色が濃い。
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植物園に咲いていたコマクサ。当然、北アルプスでこんな標高では野生ではみることはできません。
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この日はここまで。宿にチェックインしました。宿泊客は少なく、旅館に泊まっているのは自分ひとりだけらしい。
翌日は八方池までは行こう。登山らしい登山は20年していないが、元気があればもう少し先まで…。
by emu_nijuuhachi | 2010-07-04 11:08 | | Trackback | Comments(0)

奇蝶~キマダラルリツバメ

本日の話。
今日は、仕事が午前中で終わり、梅雨の晴れ間も見られそうだったので、カメラを持って相模原市にでかけました。
目的はキマルリことキマダラルリツバメ。
日本にいる蝶の中には、奇妙な姿をしたものがいくつかありますが、このキマダラルリツバメはその一つではないでしょうか。
シジミチョウのなかまですが、まず尾状突起が後ばねから左右2本ずつ出ています。この特徴は日本のシジミチョウではキマルリだけ。翅は裏は黄色地に虎模様にも似た黒の斑模様。腹は黄色と黒の縞模様。
翅の表は深いブルーと赤い斑紋。奇妙だけどとてもきれいな蝶です。
まだ見ぬこの蝶を求めて出かけました。現地に着くと既に4人ほどの方がおられました。
どんな飛び方をするのか、どんなところにとまるか、興味心身で見ていると、15時30分を過ぎた辺りから、木の上を時折激しく飛び回る小さい蝶の姿が。
とにかく、近くには寄ることはなかったので、結局証拠写真レベルですが。。。
確かにキマダラルリツバメです。(背景がこれなので白とびするし、蝶は陰になるし、やむを得ずCanonのDPPで補正しました。下の写真も)
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時折激しく飛び回る蝶の姿が見られるのですが、本日は数が少なかったようです。
遠いながらもようやく見えやすい場所に止まってくれたので、撮影。バックが雲で真っ白に塗りつぶしたような空で、なんだか黒っぽい影だったのですが、まあいいかと。
と…、うちに帰ってみて愕然、撮影したのは同じ虎模様でもトラフシジミでした。
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狙いと違う種だったので少し残念。でも、トラフもきれいな蝶だし、いつでも会えるわけではないのでよかったといえばよかった。でも、どうせトラフならもっと近くで見たかったな。
でもこの色、春型のように見えますね。もう7月なのに。それとも表の色が透けて見えているだけで、夏型?
by emu_nijuuhachi | 2010-07-01 23:07 | | Trackback | Comments(0)

意外な時と場所で会えた(2005)~オオムラサキ/スミナガシ

2005年夏。
上高地にも出かけ、期待していた蝶の撮影もかない、これからは高尾周辺にでも通って色々見てみたいと思った矢先、デジカメCoolpix5700が故障しました。カメラは修理に出し、あとはデジカメなしで出かけるか、デジカメ2台目を買って出かけるか。買うことにしました。条件は近くに寄れること、望遠が聞くこと、安いこと。
店で選んだのはRicohのCaplio R2というカメラ。
2005/7/30、新しいカメラを持って陣馬山から高尾山まで尾根道のハイキングに向かいました。
京王八王子からバスで、陣馬高原下というバス停まで移動して、ここから登りはじめます。
経由地の和田峠までは、陣馬街道の車道を登っていきます。
湿った場所には蝶などをよく見かけるのですが、車道沿いはかなり殺風景です。

コンクリートとサカハチチョウの夏型。
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排水口とオナガアゲハ。
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薄暗い道路わきのカラスアゲハ。
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殺風景ですよね~。
さて、陣馬街道を登りきったところが和田峠、そこから陣馬山へはハイキング道路です。
いよいよ自然の中へ。陣馬山頂上一帯は草原です。夏になると花も咲きます。
オオバギボウシです。
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陣馬山では色々な種類の蝶が飛びます。この日見たのは…
ツマグロヒョウモンのオス。知らない間にツマグロヒョウモンが増えていました。子供の頃は図鑑で見て不思議なヒョウモンだなぁ、と思ったものですが、数頭が頂上付近を飛び回っていました。
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アカタテハ。曇天でしたが赤は鮮やかです。
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キアゲハ。陣馬山はなんと言ってもキアゲハが多い山だと思います。
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少々休んで、陣馬山を後にしました。
陣馬山を発って間もなく、このイカツイきのこにであいました。シロオニタケ。
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さらに、尾根道を行きます。途中、景信山を越えていきますが、その付近で、直径20cmもありそうな大きなヤマユリが咲いていました。高尾山から陣馬山までの尾根道から南斜面一帯はヤマユリを多く見ることができます。
野草ですが、園芸種にも負けない華やかさがある花です。
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景信山を越え、小仏峠を目指して、ヒノキの林を歩いていると、不思議な行動をしている黒い蝶がヒノキの枝に止まっていました。高さ3mくらいの枝に止まり、近くに他の蝶が飛んできたりすると、追い掛け回しまた元の枝に戻ってくる。私が近づくと、ゆっくり翅を閉じたり開いたり。
(この当時は)まったく見覚えのない蝶です。さすがに今回持ってきたカメラでは遠くてはっきり写せませんでした。
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視線を上にやると、そこにも蝶がいます。高さは5mくらいでしょうか、やけに大きい蝶に見えます。
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近くをモンキアゲハが通ると、こいつも飛び立って追い掛け回します。すると先ほどの黒い蝶がそれをまた追い掛け回す、追いかけあいの不思議な光景でした。
黒い蝶、大きい蝶はいずれもまた元の枝に戻ってきます。
大きい蝶は見たことあるような気もするのですが、このような行動は初めてみました。
どちらもタテハの仲間でしょう。
この2頭の蝶のはきれいに写真が撮れませんでしたが、家に帰って種類を調べることにしました。

かなり長い時間、この不思議な行動を眺めていたと思いますが、日も傾いてきているので高尾山へ向かうことにしました。高尾に向かう道で、アカハナカミキリやシロコブゾウムシ、ナナフシモドキなどを見つけました。
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さて、この日は家に帰って不思議な行動をしている2頭の蝶について調べました。
まず黒い蝶…、見つけましたスミナガシです。スミナガシは表のなんともいえぬ色と模様の印象がありました。
裏から見たスミナガシもすっきりした色の黒と白い斑紋で、また違った雰囲気の美しさがありました。

もうひとつの大きい蝶ですが、図鑑で調べました。……。オオムラサキに似ています。というか他に似ている蝶は見つかりません。しかし、オオムラサキはヒノキの枝に止まるのだろうか?

次週までにカメラの修理が完了するようなので次週また会えれば是非確認したい、ということで…
2005/8/6、Coolpix5700を持って景色山から小仏城山までを歩くことにしました。
はたして同じ枝に、あの蝶はいるのでしょうか。

コースは初めて登る道です。高尾から小仏にバス停で移動し、そこから景信山に登ります。バス停から登山道までの道路わきには、キンミズヒキやミゾソバ、キツネノカミソリなどの花が咲いています。
キンミズヒキ
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ミゾソバ
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キツネノカミソリ
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登山道に入ると、早速目に付いたのがダイミョウセセリ。ダイミョウセセリを見るのはこの日が初めてでした。
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途中、登山道に沿って、モンキアゲハやオナガアゲハなどが飛んでしました。
頂上付近まで上ったところでコロギスにあいました。
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景信山で休憩をとり、早速、小仏城山にむけて出発。
道すがらコミスジを撮影。
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さらに歩みを進めて例の場所に来ると…。
はたして居ました。あの大きい蝶が。この日は天気がよく見えます。
ただ5~6mも上、距離にすれば10mほどもあるでしょうか。
今回は専用のテレコンバータも持って入るものの、やむを得ずデジタルズームを使うなどして撮影しました。
ややすれていますが、間違いなくオオムラサキです。
いやぁ、こんなところに居るものなのですね。オオムラサキは珍しい蝶だと(当時は)思っていたので、驚きと感激にあふれていました。
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ひとしきり撮影を済ませると、小仏峠を越えて城山に向かいました。

城山について、とりあえず休憩です。
茶店でカキ氷をいただきました。これがなんとも大きい!この日がこの茶店のカキ氷初体験でしたが、この日以降、私の夏の城山での定番になりました。
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夕刻が近づいてきました。日影沢林道でふもとまで降りることにしました。
途中、カラスアゲハの♀が葉っぱに張り付くように止まっていました。
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生き物を探しながら歩いているうち、かなり周辺は薄暗くなってきました。
途中カラムシかなにかに、ラミーカミキリムシが2匹止まっていました。
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辺りはかなり暗いのですが、清水が濡らしている路面には、オナガアゲハが数頭吸水をしている姿を見ることができました。
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by emu_nijuuhachi | 2010-06-26 00:18 | | Trackback | Comments(0)

まだ見ぬ君に会う(2005)~オオイチモンジ

2005年夏の思い出。
アサギマダラのデジカメ撮影に気をよくしたので、蝶の撮影を始めることにしました。
どうせ撮影するなら、まだ見たことのない蝶を…、ということで候補は2つ、ウスバキチョウかオオイチモンジ、どこに行けば会えるのかもわからないので、ネットで調べました。
結局、時期もちょうどよく、場所も上高地と比較的行き易いということでオオイチを追うことにしました。
出発は2005/7/17で一泊の旅。
新島々から上高地へのバスは、土砂崩れのため沢渡から白骨温泉方面を迂回したのですが、渋滞に巻き込まれ、移動だけで少々つかれました。
上高地に到着すると少々曇っているものの見事な景色。山は眼前に迫り、梓川は真っ青です。
河童橋付近で早速蝶を見つけました。ヒョウモンの仲間です。ウラギンヒョウモンです。ウラギンもずいぶん久しぶりです。(以下Coolpix 5700で撮影)
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今日は徳沢付近まで足を伸ばし、明神に戻って宿泊予定、とにかく先を急ぎつつも気になるものをパチパチと撮影します。
少々ボロのサカハチチョウです。7月後半ですが春型です。さすがに高地ですね。
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樹林を抜け砂地へ差し掛かると、複数の蝶が砂の上で何かを吸っています。(その後、上高地はたびたび訪れていますが、砂地に様々な種類の蝶が吸水(吸汁)する姿をよく見かけます。)
コムラサキとヤマキマダラヒカゲ、あとコチャバネセセリかな。このヤマキマダラヒカゲの個体は素人の私にはサトキマダラヒカゲと判別しにくいのですが…、一応上高地では基本的にヤマキマダラヒカゲのみとの情報を信用しました。
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明神を過ぎると再び樹林帯です。林床には様々な野草を見ることができます。このとき気になったのがこれ、メギ科のサンカヨウです。5月には白く可憐なはなを咲かせます。
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途中、何かの蛹を見つけました。はっきりは分かりませんが、コヒオドシでしょうか?
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カラマツソウ(キンポウゲ科)には沢山のクビナガムシが集まってきます。
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徳沢付近では、何種類かの蝶が舞っています。
クジャクチョウ。寒冷地や深山では珍しい種ではありませんが、赤色が鮮やかで孔雀模様の美しい華やかな蝶です。
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出会いはあっけないものです。いました。歩道脇にオオイチモンジです。シックな黒地に白のライン、後翅に並ぶ赤の斑紋と青みがかったラインがとても上品な美しさをもつ蝶です。
「追い求めた蝶に会う」満足感は、この後蝶を追うきっかけとなるには十分な体験でした。
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日もやや傾き始めたのでこの日は明神に戻ることにしました。戻る途中に野生のニホンサルに出会いました。木の上で食べ物を探しているようです。
このようなサルを眺めるのは楽しいのですが、実はこの数年、上高地はサルの出没が増えてかなり問題になっています。
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サルを眺めていたら、目の前の木にルリタテハが止まったのでパチリ。
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この日は明神に戻って、一日を終えました。

翌日、日の出前に、宿の近所をお散歩。
川向こうの明神池に向かいました。明神池はもやがかかってなんか神秘的です。
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池を覗き込むと、結構な数のイワナが泳いでいます。
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朝もやの明神池の日の出です。神秘的な景色の中で、クモの巣も美しく輝きます。
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宿に戻り、朝食を終え、本日もオオイチモンジに会うべく、徳沢方面に向かいました。
徳沢と梓川の出会いの付近からは、前穂高岳の荒々しい姿が臨めます。
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徳沢のキャンプ場周辺は、木漏れ日、草花のきれいな場所です。
ヤマオダマキが咲いており、マルハナバチが蜜を求めてもぐりこんでいます。
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この日はタイムリミットまで、この付近で蝶を探そうということにしました。
まず梓川の河原で出会ったのが、クロヒカゲ。
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本当によい天気です。新村橋まで足を伸ばしました。
新村橋から前穂高岳、奥又白谷方面を臨む。
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徳沢付近のヤナギに、オオイチがやってきました。
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梓川の河原には沢山の蝶が姿を見せます。
コムラサキ。角度によって様々な色を見せます。
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オオイチモンジは、しきりに砂から何かをすっています。
表もきれいな蝶ですが、裏は裏で黄褐色に白のくっきりとしたライン、青みが買った灰色の縁取り、これもまた美しいです。
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この場所、本当ににぎやかで、沢山のコムラサキやヤマキマダラヒカゲ、コチャバネセセリがいて、その中に1頭のオオイチモンジが。この集団の中にいて一回り大きい姿が見事です。
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オオイチとコムとヤマキマダラが場所の取り合いをしています。オオイチはコムやヤマキマダラが邪魔をすると大きな翅を一瞬広げ、追い払おうとします。
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そろそろ帰りです。
クルマユリに小さなアブが止まっています。アブの名前は分からない上、シルエットになってしまっていて種類は調べられません。でもヒラタアブの仲間でしょうか。
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上高地には沢山の鳥たちもいます。鳥はしっかりした望遠がないと撮影が難しいです。
なんとか写せたのはアオジ(?)。
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いよいよ帰りの時間です。バスに乗り込んだら空に不思議な虹がかかっていました。
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by emu_nijuuhachi | 2010-06-24 02:26 | | Trackback | Comments(0)

陣馬山とゼフィルス

今回は最近のお話。
6/20、ゼフを見つけに陣馬山に向かいました。梅雨真っ只中で天気も不安定そう。少しの晴れ間で飛んでくれればラッキーとばかりに朝9時30分頃に陣馬山到着です。
まずは、サクラの木を眺めましたが、ゼフが飛ぶ気配は感じません。
引き続き、カシワに移動。いましたいました。元気に飛び回っています、オオミドリシジミ。今年は飛んでいるのは1頭だけ。去年は数頭飛び回っていたんだけどなあ。
飛び回っては止まるを繰り返すのだけれど、手の届くような場所にはなかなか止まってくれません。
とりあえず望遠で…。
d0176157_23562938.jpg

もっと近くに来てくれないかな。
木の周りをうろうろしていたら、ようやく近くに止まってくれました。
ちょっとアップで…。
d0176157_001038.jpg

しかし、なかなかこちらの思い通りの角度で撮影できないものですねぇ。角度によってはもっときれいに写るのだろうに。

そうこうしているうちに、オオミドリの姿が見えなくなりました。また姿を現さないかなぁと待っていると、目の前をフラフラと不器用に飛ぶ何かが。
d0176157_032817.jpg

アゲハモドキです。まさに神様のいたずらですね。姿はジャコウアゲハのよう。近縁でもなんでもないのに。飛ぶ姿はとてもアゲハのように優雅には行きません。

11時もだいぶ回り、オオミドリはあきらめ山を後にしました。次はハヤシを見に来たいな。
和田の集落まで下り、茶店の近くを通りかかったとき、出会ったこの子、ミズイロオナガシジミ。
改めて見るとなぜ"ミズイロ”なのか「?」ですが、頭の中のイメージでは水色に思えてくるのが不思議です。
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この日は、茶店で昼食をとって、帰ることにしましたが、少し寄り道して、地元の野川公園へ、ミドリシジミやミズイロに出会いました。オスの開翅も期待したのですが残念ながら願いはかないませんでした。
by emu_nijuuhachi | 2010-06-23 00:19 | | Trackback | Comments(0)

最初はここから(2005)~アサギマダラ~

結局、既成のブログをつかうことにしました。自前で作っているんですが、5年もたつのに完成しない…、いつまでたっても写真を公開できない…。
せっかく出かける先々で出会った方たちから色々なお話を伺っても、自分から発信できるものが何もないのがなんとももどかしく…。
ということで公開できる場を今回初めて設置してみました。

メインは蝶の写真になると思います。
今回初のアップということで、蝶の写真を撮るようになるきっかけになった1枚。2005/6/25の高尾山頂、茶店の脇に植わっていたイヌツゲのはなに、数頭のアサギマダラが舞っていました。
d0176157_018202.jpg


子供の頃から家族で虫捕り旅行等もしていたので、わずかながら蝶の名前を知っていたのです。が、デジカメは持っているものの写真撮影の知識はまったくないに等しく、蝶なんて素人がそうそう撮れるものじゃないとの思い込みがありました。
使用したカメラはCoolPix 5700。コンデジですが、当時としてはよいカメラだったと思います。

撮影した写真を今見ると、とてもよい出来とはいえない写真です。
とはいえ、この写真がきっかけで、高尾に毎週のように足を運び、各地に蝶を求めて旅行することになったのだから、やはり大切な写真ということになるのでしょう。
by emu_nijuuhachi | 2010-06-22 00:24 | | Trackback | Comments(0)


10年前に始めた、デジカメ片手にハイキングやお散歩。撮りためた画像を紹介しながら当時を振り返ったり、最近公園や里、山で出会った蝶や花、その他の生き物等について日記風に紹介していきます。


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