カテゴリ:蝶( 69 )

白馬の春の妖精2日目~イエローバンド初見

白馬の2日目は昨年お世話になったプチホテルでスタート。
朝起きたら雲一つない快晴だった。このプチホテル、西側は田んぼで山からも少し距離が離れているので、景色は最高にいい。鹿島槍ヶ岳の北峰、五竜岳、唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳が一望できる。

白馬三山と今回の宿
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桜の花がまだ残るこの時期、早朝の気温は低い。霜が降りていた。


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今日は天気が最高だ。ゴンドラ、リフトで上に登って景色を楽しむか、蝶の観察に行くか迷ったが、午後まで時間が使える最後のチャンスなので今回は蝶撮影とした。
朝食をとり、前日お会いした方に教えていただいた今まで行ったことのないポイントへ徒歩で移動。
途中、とても気持ちの良い景色を眺めた。

菜の花と白馬岳
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コブシの花と五竜岳
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ポイントに着くと既に4名ほど、撮影の準備をされている方(中には私でも知っている著名な写真家の方も)がすでにおられた。ここは知られたポイントらしい。
見てみると確かに結構飛んでいる。しかし今日は気温が高いのかあまり止まらない。花も少ないポイントなので、ノーマルなギフチョウはあまり追わず、イエローバンドを探すことにした。
あった人に聞いたのだが、いろいろ噂はあるが白馬ではほとんど地域差はなくイエローバンドは同じような確立で発生するのだそうだ。
たまに葉っぱや地面や僅かばかりのスミレに訪れるギフチョウにレンズを向けるが、ノーマルばかり。
そんな中、笹の葉に止まった一頭をよくよく見ると、尾状突起の先まで黄色で縁取られた個体が。これが初めて見るイエローバンドだった。翅を広げてほしかったが、残念ながらすぐに飛び去ってしまった。

ギフチョウ(イエローバンド)
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その後もだいぶ粘ったが、ギフチョウが止まってくれないため、イエローバンドはおろか、ノーマルなギフチョウすらなかなか撮影できないありさまだった。

いつものポイントへ移動することにした。こちらではイエローバンドを見たことはないが、カタクリとともに写真が撮れるのはこの場所の魅力だ。
ポイントに到着すると既に撮影しておられる方が一人いらっしゃったので、少々離れた場所で撮影ることにした。移動して1個体目が自分の近くを通ったので飛んでいる姿を連写。さらに近くのカタクリで吸密を始めたので見てみると、これがイエローバンドだった。裏面の写真を撮ったのち、じわじわ場所を移動して表も撮影。本当にラッキーだった。残念ながら飛翔はピントはあってなかったが、一応証拠写真としよう。

ギフチョウ(イエローバンド)の飛翔
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ギフチョウ(イエローバンド)
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その後もしばらくギフチョウが吸密するのを待ったが、ほとんどそのような場面に出会うことはなく、午後、白馬八方の町を散策することにした。

薬師堂の横の桜の古木(エドヒガン)にはまだ花が残っていた。樹齢は約300年だそうだ。

薬師堂のエドヒガン
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さらに近くのギャラリーで写真の個展を見て、ちょっと遅い昼食ととり、そのまま宿へ。

夕食、宿のレストランの窓から眺める山の景色がだんだん黄昏てゆくのが美しい。夕食をさっさと済ませ、カメラを持って表へ。この時間になっても雲一つない晴天だった。

黄昏時の白馬三山
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黄昏時の五竜岳
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by emu_nijuuhachi | 2013-05-05 19:19 | | Trackback | Comments(2)

白馬の春の妖精1日目

4泊5日の北信旅行。最初は野尻湖、斑尾高原近くのリゾートホテルでのんびり、贅沢。
2日目は北信在住の友人と昼食を頂き、お土産を購入し、信越線で長野へ移動、そこからバスで白馬へ。
すでに16時30分ころで、この日はそのままペンション泊。翌朝は、前年ギフチョウを撮影したポイントへ移動。みそら野の端から端への移動で徒歩では結構遠い。
カタクリが密集して咲いているこのポイント、散歩の人が近くを通るもののとても静かだ。
この日は気温が低く、個体数は少ない。2頭程度の個体がかわるがわる訪れるような感じだ。
ギフチョウの翅の状態は綺麗だ。カタクリも綺麗な状態だった。

ギフチョウ
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イエローバンドは期待したが出会えずじまい。
by emu_nijuuhachi | 2013-05-04 22:25 | | Trackback | Comments(0)

野川沿いの春の蝶~ギンイチモンジセセリは目撃するも・・・

野川沿いの春の蝶というと自分の中ではギンイチモンジセセリが頭に浮かぶ。しかし、ここ2年ほどなかなか目撃できずにいる。そろそろ、春型シーズンも終わりが近い。
ギンイチモンジセセリは春型と夏型では色が大きく違う。夏型に比べ春型は一文字が白くくっきり表れる。実は27日も歩いたが結局目撃できずにいた。ススキ原をうろうろと歩くと、意外と多く見られたのがミヤマチャバネセセリだ。ギンイチモンジセセリとは生息環境が一致する。

ミヤマチャバネセセリ
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他にはモンキチョウ、キタキチョウ、ウラナミヒメジャノメ、キタテハ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、イチモンジセセリなどなど、そこそこの種類の蝶はいるのだが、なかかなギンイチモンジセセリがいない。

ベニシジミ
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うろうろ歩いているうち、やっと目の前に、小さく黒くひらめく影が目に入った。花に止まった姿をみると、やはりギンイチモンジセセリだった。あわててカメラを出しているうち、次の花へ、さらに枯草に止まったかと思うと、藪の中へ、結局姿を見失った。そのまま、2度と姿を見ることはなかった。残念…。
一応、3年前に同じ場所で撮影したギンイチモンジセセリをアップしておこう。
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by emu_nijuuhachi | 2013-04-29 21:13 | | Trackback | Comments(0)

2013年の蝶シーズンの始まり~相模原市~

4/6にメールが着信した。数年前、蝶の写真の撮影中に知り合った方からのメールだった。3/30に自分も行ったものの、蝶の1頭も見られなかったその場所に明日行こうと思うとのことだった。
4/7朝、起きてみると天気は回復しそうな雲の間の晴れ間、自分の彼の地に赴くことにした。
神奈川県の人たちを中心に、この時期にこの場所にある蝶の撮影に人が集まってくる。ギフチョウ。かつては高尾山周辺にも生息していたそうだが1990年代に高尾山では絶滅した。今回の場所は現在では、太平洋側の最東端と言われる産地で、相模湖からほど近い農村と里山だ。
到着してみると顔見知りの方々も、すでにカメラを構えていた。

しばらく、周辺を歩いてみると、飛んでいる。ギフチョウだ。シーズンが始まったんだなと実感する。
しかし、これがなかなか止まってくれない。花に蜜を吸いに来る時間帯になるまでが辛抱だ。
周辺をぶらぶらしながら時間をつぶす。
そんな時に目の前に現れたのがコツバメ。とても小さなシジミチョウの仲間。こげ茶色のシブい裏側だが表の青い金属光沢はちらちら見えるときはとてもきれいだ。

コツバメ
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ぶらぶらしていて、目に入った花があった。道のわきにポツポツと咲いている。これまで何年もこの地は通っていたが全然気づかなかった。前から見たいと思っていた野草だ。アマナ。球根が甘いのだそうだ。チューリップに近い仲間と言われ、野生のチューリップといわれていた。かつてはユリ科チューリップ属に分類されていたが、今はユリ科アマナ属という新しい分類に入るのだそうだ。

アマナ
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11時近くなっても、ギフチョウはなかなかじっと吸密してくれない。仕方がないのでギフチョウが飛び回りそうな里山の中腹まで登ることにした。杉の植林地を抜けると小高いピークが見える場所に出てきた。ここで飛び回るギフチョウの飛翔写真をとれればいいなと思っていたが、それはかなわず、地面に止まったところを撮影するのがせいぜいだった。

ギフチョウ
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しばらく、ギフチョウが飛び回っているのを眺めて、また下山した。しばらくすると、蝶がいよいよ花によって着始めた。いままで、この場所で花に来る蝶を撮影したことがなかったが、今回は少々遠目ではあったが撮影できたのがうれしい。

ギフチョウとアセビ
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ギフチョウとミツバツツジ
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飛翔の撮影はできなかったが、蝶好きの方々とおしゃべりができて楽しい時間だった。
帰りは、前日自分にメールを送ってくださったご夫婦が、ご親切にも電車の駅まで送ってくださった。
本当に助かりました。ありがとうございました。
by emu_nijuuhachi | 2013-04-07 23:55 | | Trackback | Comments(5)

このあたりの蝶シーズンの最後は(11/4 - 野川公園)

そろそろ紅葉かな~という時期になると、このあたりで舞う蝶がいる。
それがクロコノマチョウ(秋型)だ。
本来は南方系の蝶。子供のころから家にある図鑑(1966年版)には、静岡県下では土着しているが、東京での最終例は遇産種、いわば迷蝶とのことであった。
しかし自分が蝶撮をはじめた2005年には、都立野川公園で目撃もしたし、そのご同公園のビジターセンターには標本もあることを知った。ここ数年、11月に野川公園に行くと確実にみられる蝶になっていた。ここは食草がジュズダマであり、公園内には非常に多くのジュズダマが栽培されている。ジュズダマの原っぱの近くが雑木林の林縁となっていて、クロコノマチョウの生育には好条件がそろっているように思う。
この秋も見に行った。今年も1回行っただけで見ることができた。
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翅を閉じると、まるで枯葉のような姿。また、一回止まるとじっと動かない。近くにいるのに見つけにくい蝶だ。
ジャノメチョウに近い種類だが、いわゆる「蛇の目」模様はあまり目立たず、翅に突起がある独特の姿だ。
大きさはかなり大きい、翅を広げると6cm以上はあるだろう。メスはとくに大きく7cm以上は
飛び方はバタバタといったイメージでスマートな飛び方ができない。蛾を思い起こさせる。ただ決して飛ぶのが苦手というわけではないようだ。

この蝶、危険を察知すると離れたところに飛び、落ち葉に紛れて止まって翅を閉じてじっとしてしまう。つまり、翅の表をほとんど人に見せないのだ。
クロコノマチョウは何度も撮影しているが、表を撮影したことがない。今回はそれを挑戦した。方法は・・・飛翔写真だ。ただ、日が傾き始めた林縁なので、シャッタースピードを上げての撮影がなかなかできない。また、安全な場所でじっとしているので、一度見失うと次のチャンスがなかなかやってこない。しかし、今回はなんとかレンズに収めることができた。ピントも露出もイマイチだが、前翅の先の赤みがかった斑紋が撮れたのがうれしい。
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今シーズンの成虫の撮影は、おそらくこれが最後だろう。次は、3月か4月の春の妖精たちを待つことになる。
まあ、幼虫やさなぎであれば、冬の間も見に行くこともできるが…
by emu_nijuuhachi | 2012-11-04 23:23 | | Trackback | Comments(2)

9月9日、17日 武蔵野公園

9月3日にこのブログに、ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリの第3化が出始めているよ、とのコメントをいただいたので、日曜日の9月9日に午後の用事で出かける前に、近所の武蔵野公園に立ち寄った。
自転車を止め、草原に足を着けると、まもなく足元を茶色い蝶が飛ぶ。近くのムラサキツメクサに止まったその蝶を、自分は体を横に曲げながらかがんでは、横から翅の裏の模様を確認した。あと羽のふちに沿って並ぶ白い紋の並びのほかに、翅の内側には確かにくっきりと白紋が1つついていた。ミヤマチャバネセセリだ。
ワンショルダーのバッグから急いでカメラを取り出し、周囲を探してみたが、例のやつが見つからない。
時折、足元から茶色い羽根の蝶が飛び回るが、翅の模様を確認してみると、白い紋が直線的に並ぶイチモンジセセリか、小さい白点が扇形の弧の形に並んだチャバネセセリばかりだ。

チャバネセセリ
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チャバネセセリ
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結局この日はタイムアウト。ギンイチモンジセセリは、あまり期待していなかったが、1度は見つけたミヤマチャバネセセリまで撮り損ねるとは…。残念。

さて、翌週の9月17日。この日もわずかな時間ではあるが、武蔵野公園に向かった。
相変わらずイチモンジセセリとチャバネセセリがほとんどだ。もう情報をいただいて2週間たっている。かよわいギンイチモンジセセリは、いつも見られる時期が短い。今回も無理だろうなと思った。ミヤマチャバネセセリはここでは1度しか見たことなかったが、ギンイチモンジセセリに比べると幾分たくましい蝶に見える。根拠と言えるほどものではなかったが、まだ見られる気がした。
しばらく草原を歩くと、若干穏やかな羽ばたきのセセリの仲間が飛んだ。もしやと思い覗き込むと、果たしてミヤマチャバネセセリだった。しばらく彼に相手をしてもらうことにした。

ミヤマチャバネセセリ
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しばらく、撮影をしたのち、再び帰宅の途に就いた。草原から遊歩道に向かう途中。ヒメアカタテハが、近くをよろよろと飛んでいた。弱っているのかと思っていたら、やがて元気に飛んで行った。

ヒメアカタテハ
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by emu_nijuuhachi | 2012-09-17 23:29 | | Trackback | Comments(2)

7月の旅~アプローチ、そしてタカネキとの出会い

7月27日。本日はタカネキマダラセセリの観察を目標に朝5:45に宿を出た。
登山口から登り始めるとすぐに深い樹林帯になる。樹林帯の林床には見ると魅力的な花が咲いている。
葉緑体を持たない腐生植物のギンリョウソウを見つけた。葉緑体だけではなく葉も持たない。真っ白で神秘的な雰囲気のある花である。

ギンリョウソウ
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初見のランを見つけた。キソチドリという名だそうだ。また、このキソチドリの近くにはコバノイチヤクソウが花を咲かせている。

キソチドリ
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コバノイチヤクソウ
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しばらく歩くと一時深い樹林帯を抜ける時がある。ガレ場に登ると、涸れた沢の向こうに広い草付きのカール状の地形が広がる。その向こうには見事な日本アルプスの岩峰の峰々が連なってすごい迫力だ。そらは真っ青だ。
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再び樹林帯に入る。岩が多く比較的緩やかな登りが続く道を歩き続ける。時折、樹林帯が途切れるがほとんどの道は頭上まで緑に囲まれた登山道で単調な登りである。徐々に木々は灌木が増えてきて道は明るくなってきた。
明るくなると蝶が飛び始めた。ザックのショルダーベルトに止まった蝶がいたので、手を差し伸べると手に乗り移ってきた。ヒメキマダラヒカゲだ。

ヒメキマダラヒカゲ
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灌木の木立を抜けると突然、涸れた沢の向こう側に山小屋が見えた。涸れた沢を横切り、短い灌木帯をぬけると小屋に着いた。
体調崩してから久々にしっかり歩いたこともあり少々疲れた。近くのベンチでゆっくり休んだ。
少々落ち着いてきたので、山小屋の近所の草原を散策してみることにした。タカネキマダラセセリが見られるかもしれない。しかし、どちらの草原に行けばタカネキが見られるのだろう?感がすべてだったが、30分ほど歩くとセセリチョウ特有の飛び方をする蝶をみつけた。タカネキマダラセセリだった。田淵行男がいう本州高山蝶9種の最後の1種にやっと出会うことができた。この付近は所々でタカネキマダラセセリが飛んでいる。個体数は比較的多いようだ。

タカネキマダラセセリ

グンナイフウロで吸密するタカネキマダラセセリ。
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ハクサンフウロの花の裏側にとまるタカネキマダラセセリ。
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テガタチドリで吸密するタカネキマダラセセリ。
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ハクサンフウロで吸密するタカネキマダラセセリ。
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ハクサンフウロで休むタカネキマダラセセリ。
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この付近はいろいろな花が咲いていた。グンナイフウロ、ハクサンフウロ、テガタチドリのほか、シュロソウ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマコウゾリナなど。下の写真はシュロソウ。

シュロソウ
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タカネキマダラセセリ

ハクサンフウロで1頭のタカネキマダラセセリが吸密をしていたところ、もう一頭やってきた。
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ミヤマコウゾリナ(?)で吸密しているタカネキマダラセセリ。やっと開翅写真が撮れた。
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そこそこの数の写真が撮れたので山小屋に戻った。まだ昼過ぎだったが、部屋に上がって昼寝と決め込んだ。
山小屋での夕刻。翌日の行動予定を考えた。山小屋の背後にはまるで垂直にそそり立つ山があった。さすがに体力に自信がなかったが、相部屋で同室になった方から、途中まででもぜひ登ってみないともったいないですよ、とのアドバイスをもらい、行けるところまで行こうと思った。
下は山小屋の裏を魚眼レンズで写した写真だ。超広角でうつしているから、こんな感じに映っているが、迫ってくる迫力はこんなものではない。
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今日登ってきた方向を振り返ると、はるか下の方には今日のスタート地点のあたりが見えていた。
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明日は晴れるだろうか?
by emu_nijuuhachi | 2012-07-27 19:30 | | Trackback | Comments(2)

7月の旅~現地入り

6月上旬にクモマツマキチョウ撮影チャレンジのための上高地遠征は全く成果なし。
落胆して帰宅して以来、地元の野川公園で若干の蝶を撮影したものの、成果少なし。
そのまま7月を迎えようという時期、突然体調を崩してしまった。
ようやく体調がほぼ元通りに戻ってきた7月末近くの7月26日、会社の連休に再び上高地入りした。目的はタカネキマダラセセリ。大雑把な場所と大雑把に7月ごろという程度の情報しかないのに、すっかり出会えるのを期待し訪れた。前日までは天気が悪かったそうだが、非常に天気はよさそうだ。正確なポイントがわからない以上多少歩き回る時間的余裕を稼ぐため、2泊3日で初日は河童橋付近、2日目はやや山に登ったところにある山小屋に泊まることにした。
目的のタカネキは2日以降にさがすことにして、まずは梓川流域を散策することにした。7月なのでまだオオイチモンジなどの高山蝶にも会えるかもしれない。
明神橋付近まで移動すると、イタドリやヒヨドリバナの花が咲いていた。
イタドリではヒメシジミが吸密していた。

ヒメシジミ
写真の♀は、♂にかなり求愛されていた。
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一方、ヒヨドリバナにはいろいろな蝶が集まっていた。新鮮なクジャクチョウやコヒオドシが1頭づつ目を引いた。

クジャクチョウ
撮影した瞬間に飛び立ってしまい、こんな写真に・・・。
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コヒオドシ
新鮮な個体で、色が鮮やかだったが、翅をなかなか開いてくれなかった。
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ヒメシジミ
ヒヨドリバナにもヒメシジミがきていた。かなり摺れてしまっている個体。
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そのほかにも、コチャバネセセリやイチモンジセセリなども多くいた。ウラギンヒョウモンもヒヨドリバナに一瞬やってきたが、すぐに飛び立ってしまい残念ながら撮影はできなかった。
またドロノキの樹上はコムラサキなどがとんでいた。中にはオオイチモンジがいたかもしれないが逆光で確認できなかったのが残念だ。
ここからさらに徳澤方面へ移動した。途中でまたイタドリにヒメシジミが止まっていた。

ヒメシジミ
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またコムラサキが集団で給水している場所があった。なかに1頭だけオオイチモンジの♂が混じっていたが結局撮影できたのはコムラサキのみだ。

コムラサキ
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さらに徳澤に近い場所ではヒヨドリバナで吸密するアサギマダラを見た。

アサギマダラ
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その近くに黒い蝶が。驚いたことにキベリタテハだ。みるからに越冬個体、ということは去年の秋に羽化した個体だ。ここでは珍しい蝶ではないが、越冬個体はこんな時期まで生き延びるものなのか?

キベリタテハ
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徳沢で少々休憩し、ソフトクリームをいただいて河童橋まで戻る道をいそいだ。明日はこの旅の目的であるタカネキマダラセセリ観察だ。宿の夕食は美味だった。
by emu_nijuuhachi | 2012-07-26 21:00 | | Trackback | Comments(0)

裏高尾ふたたび - 復路

裏高尾の林道の最奥からの帰り、ウツギの木に沢山の蝶がやってきているのに気付いた。
まず目に付くのは、カラスアゲハやオナガアゲハ。やってきては吸密して、どこかへ飛んで行ってしまう。
そんななか、青黒いものが、すごい勢いで周囲をグルグルと飛び回っている。
すぐに分かった、アオバセセリだ。アオバセセリは、いろいろな蝶が乱れ飛んでいる中で、近くを飛ぶものを威嚇しては追い回している。時折、花にやってきては吸密するが落ち着きがない。
またすぐにグルグルと飛び回る。

アオバセセリとオナガアゲハ
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アオバセセリとサカハチチョウ
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ポジションが逆光になるので、なかなか翅の青さが写真に写らない。
苦手なフラッシュを使って撮影してみたり、アングルが悪いながらも翅に日があたったタイミングでシャッターを押したり、いろいろ苦労した。それにとにかく、今日のアオバセセリは落ち着きがない。花に止まったのを見て、レンズを向けフォーカスを合わせている間にすぐ飛んで行ってしまう。撮った写真はピンボケだらけだった。

アオバセセリ
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飛んでいるスピードが速くとても飛翔写真なんて撮れる気がしない。にもかかわらず、レンズ向けているうちに飛んでしまうので、意に反して結果的に飛んでいる写真になる。シャッタースピードが早くないのでかなりぶれている。感度を上げてシャッタースピードをもっと早くすればよかった。ちゃんと飛翔写真になったかも。

アオバセセリ
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このウツギの木には他にもたくさんの蝶がやってくる。トラフシジミもウツギの花は好きだ。

トラフシジミ
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なぜか、アオバセセリに求愛されているミヤマセセリがいた。まったく似ていないのに。

ミヤマセセリ
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さて、ここでずいぶん時間を過ごしてしまった。日も西に傾き始めたので、この場を後にすることにした。
途中コジャノメにもあった。珍しくはない蝶だが、しばらく見かけなかった。

コジャノメ
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あと、スミナガシがいた。すでにボロボロだ。珍しくもないし、ボロボロだがスミナガシは翅の色が独特の美しさを感じる蝶だ。青い目、赤い口も粋である。気が強く、縄張りを主張するので行動を観察していても楽しい蝶だ。この林道沿いには多いとは聞いていたが、いつも山の上で見ていたので林道沿いでは初見だ。

スミナガシ
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いよいよこのハイキングも終わりが近づいている。
林道の出口付近で、きれいな雄のカラスアゲハがいた。

カラスアゲハ
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カラスアゲハで始まった今回のハイキングは、結局カラスアゲハで締めくくることとなった。
今日は一日日差しが強く暑かった。バス停に向かおう。
by emu_nijuuhachi | 2012-05-19 21:02 | | Trackback | Comments(6)

裏高尾ふたたび - 往路

前週、アオバセセリを見るために裏高尾の林道に入るも見られぬまま帰ったが、まだチャンスは残っていると考え今週も再度訪れた。
一週間でこうも変わるのかと思うほど景色は春から夏へ移り変わっている。バスを降り、林道の入口へ向かっている途中、多くの黒いアゲハたちが植込みのつつじに集まっていた。

カラスアゲハ
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林道に入ると、とにかくトンボが多い。ほとんどがこの(↓)種類だ。

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また、日向ではいたるところコミスジが飛び回る。もともと数の多い種類ではあるが、前週から比べても数が増えている。その数の多さに驚いた。

コミスジ
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オナガアゲハも多数とんでいた。高尾周辺は特に夏になると本当にオナガアゲハが多い。ますます夏っぽい雰囲気だ。

オナガアゲハ
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未舗装の林道の上ではにはボロボロになったシジミチョウが飛んでいた。見るとコツバメだ。コツバメがこのような姿になっているのも春の終わりを感じさせる。

コツバメ
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かと思えば、春の蝶もまだ健在だ。

ツマキチョウ
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ウスバシロチョウは、まだ結構な数が見られた。来週でも十分見られるのではないか。

ウスバシロチョウ
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トラフシジミも名目上はまだまだ春型だ。脇にある岩に止まると開翅した。前に回り込んで写真を撮りたかったが場所が狭く、じわじわと移動したのだが飛ばれてしまった。おかげでやや後ろから撮影する羽目になったので、青が写真には写らなかったのが残念。

トラフシジミ
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蝶以外ではハンミョウに出会った。金属光沢のある斑模様が美しい。大きな目、顎をもつ肉食昆虫で拡大すると怖い顔をしているが、精悍でスマートで足も長くかっこいい。

ハンミョウ
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林道の奥に進むと、先週まで咲いていたウツギはかなり散ってしまっている。変わって別品種のマルバウツギのつぼみが目立ってきた。本当に着実に景色が夏になってきている。
残っているウツギでアオバセセリが吸密していないか、見ながら歩いていて、結局林道の一番奥附近まで来てしまった。結局、往路ではアオバセセリは見つからず、林道奥でウスバシロチョウなどを眺めて時間を過ごした。また、ツマグロヒョウモンなども舞っていた。いまでは平地でも山でもツマグロヒョウモンは普通にみられるようになった。

ツマグロヒョウモン
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ウスバシロチョウ
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しばらくここで時間を過ごし、引き返すことにした。引き返している途中、きれいなカラスアゲハを見かけた。そのカラスアゲハを目で追っているうち。往路では見なかったウツギを見つけた。なんだかたくさんの種類の蝶がいる・・・

つづきは「裏高尾ふたたび - 復路」へ。
by emu_nijuuhachi | 2012-05-19 19:37 | | Trackback | Comments(0)


10年前に始めた、デジカメ片手にハイキングやお散歩。撮りためた画像を紹介しながら当時を振り返ったり、最近公園や里、山で出会った蝶や花、その他の生き物等について日記風に紹介していきます。


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