カテゴリ:蝶( 73 )

2016年のシーズン開始(2016-4-9)

ご無沙汰しております。
夏になるとなぜかブログが面倒になるのと、昨年は夏以降の外出が著しく少なかったのもあり全くブログは停滞しておりましたが、久々の更新です。

春のシーズン開始はやはり神奈川県相模原市から。
今年は桜の開花が早かったということもあり3/21にも足を運んだのだが、この地は春の訪れは遅く、桜の蕾が固いままだった。2週間以上たった4/9、再び訪れたのだが、この地にも遅い春が訪れていた。
まずは山の途中まで登ると、この日は気温が高く、次から次へギフチョウが上がってくる。もう4月の2週目、普通なら羽根がボロボロになっていてもいい時期だが、ほとんどの個体が新鮮だった。
複数の蝶が絡みながら飛び回るのを昼まで眺め、軽い昼食の後里に下りた。
ところが、一転、こちらではギフチョウがあまり姿を現さない。2時近くなりようやくミツバツツジで吸蜜をしたり、産卵したり、といった行動を見ることができた。産卵するメスも新鮮な個体だった。

しかし、この日、何と言っても驚いたのが山でギフチョウを撮影中、物音でふと坂の下を覗いたら、そこにカモシカがいたこと。あっという間に藪の中に姿を消したが、このような小さな低山で出会うなどとは想像すらしていなかった。

ギフチョウの産卵
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ギフチョウの産卵(卵も写っていた。ラッキー)
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ミツバツツジで吸蜜するギフチョウ
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ギフチョウの飛翔 ※2頭が絡み合いながらの飛翔は結局できのいい写真が撮れませんでしたが、雰囲気を思い出したいので載せてみました。
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地面で休息するギフチョウ
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麓で出会ったスギタニルリシジミ
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山登り中に出会ったシュンラン(これだけ3/21の写真)
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山で咲いていたハルリンドウ
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登山道脇のヒトリシズカ
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山の麓の里に咲くマルバスミレ
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里で生えるツクシ(スギナ)
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by emu_nijuuhachi | 2016-04-10 22:07 | | Trackback | Comments(5)

アルプスの麓でオレンジ色を見たい 〜 2015年5月末

毎年オレンジ色の蝶、クモマツマキチョウを見にこの地を訪れる。
到着した翌日の朝から早速自分の好きなポイントに移動して撮影開始。
去年と同じ場所だが、去年いい場所に咲いていた吸蜜源のスミレが今年はない。少し上がった土手の上にはミヤマハタザオ、イワハタザオが結構咲いているのだが、去年の経験から、クモマツマキチョウは比較的沢に沿って高さ1メートルぐらいを直線的に飛ぶのが好きで、あまり土手をかけ登らない。

ポイントに到着し、待つ事2時間半ほどで、主役登場。午前中はもっぱら川下から自分のいるポイントを通り過ぎて上流へ向かってまっすぐと登っていくばかり。
午後になってようやく上流から降りてきて自分いるあたりを100mくらいの範囲で登ったり下ったりを繰り返すようになった。
しかし吸蜜源がないという心配が的中。ほとんど止まる事がなかった。
仕方がないので、結局、今年は飛翔写真にかけるしかなくなってしまった。
この蝶の飛翔写真は本当に苦手である。

クモマツマキチョウ
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この写真、バックが空と山で綺麗な背景なので、ピントが合っていてブレがなければ本当に良かったのに、と少々残念に思う。
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今のカメラ EOS 7D mkII にしてから、どうも手ぶれが目立つ。なんでだろう??これでも1/1000で撮影してるんだけど、カメラを大きく動かしすぎ?
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撮影に疲れて岩の上で休憩していたら、アサギマダラが遠くを飛んでいるのに気付いた。なぜかどんどん近寄ってくるので慌てて写真を撮らせてもらった。
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ヤマキマダラヒカゲ
沢にはヤマキマダラヒカゲもやってきた。
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以上で蝶の撮影完了。
宿にはお客さんがやってきた。

ヒオドシチョウ
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今年は写真の出来としては少し残念な感じ。
飛翔写真は相変わらず上達しない。今年は沢にスミレが少ないのが残念だった。やっぱり吸蜜中の写真を撮りたかった。

ちなみに今回の上高地行は好天に恵まれた。
河童橋の近くからは穂高の壮大な山容。ここから望遠レンズで山を眺めるのが好きだ。
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望遠で覗くと岳沢の小屋だってよく見える。自分は岳沢ではすれ違った事はあるものの、その蝶にまともに会えた事がない。
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天気が本当に良くて、河童橋付近から望遠で覗けば奥穂高岳の頂上も良く見えたのだった。
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by emu_nijuuhachi | 2015-06-07 23:50 | | Trackback | Comments(2)

北信州のリュードルフィア(その2)〜2015年5月3日〜5月5日

白馬もリュードルフィアライン上にあり、ギフチョウとヒメギフチョウの混棲地になる。ご存知ない方に説明すると、ギフチョウとヒメギフチョウの生息地はほとんど重ならない。ギフチョウは西日本から中部や一部関東を中心に、ヒメギフチョウは中部から東北、北海道に分布する。生息地の境界線がリュードルフィアラインとよばれる。リュードルフィアとはギフチョウ、ヒメギフチョウの仲間の学名をカタカナ読みしたものだ。

北信州の東部ですでにギフチョウにも出会えたということもあり、白馬に移動してもあまり代わり映えしない写真になるのだが、白馬にはイエローバンドに会えるかもしれないという期待があった。
これも、ご存知ない人に説明すると、蝶には前翅も後翅も外側の縁には細かい毛が密集して生えているものなのだが、イエローバンドというのはギフチョウのこの外縁部の毛が全て黄色い個体についた通称だ。メンデルの法則でいう劣性遺伝なのだが、出現確率が非常に低い。ただ、白馬ではこのイエローバンドの出現確率が比較的高く、出会えるチャンスが他所に比べると高いというわけだ。

いろいろ歩き回ればイエローバンドにも会えたかもしれないのだが、おきまりのポイントでの待ち伏せに徹した。
結局今年はイエローバンドに出会うことはなかった。代わり映えのない写真と言えばそれまでなのだが、せっかくまだ綺麗な個体にも出会えたので掲載させていただくことにした。

ギフチョウ
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大写しのギフチョウも載せてみる。

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少々ピントがぼけたが、裏がしっかり映った写真がなかったのでこちらも掲載。
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こちらはカタクリの花びらが綺麗に映ったので。
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せっかくの白馬村の風景も。桜咲く白馬村と白馬三山の景色。
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田んぼに映る、逆さ白馬三山。
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最後に、帰り道、高速バスで高速道路に入ってすぐに休憩場所になった梓川SAから眺める常念岳の夕景。これは自分の写真の腕では伝えられない美しさだった。
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by emu_nijuuhachi | 2015-05-10 22:52 | | Trackback | Comments(6)

北信州のリュードルフィア(その1)〜2015年5月2日

北信州には何箇所かヒメギフチョウ、ギフチョウの生息地、そして混棲地として有名な場所が存在する。
北信州東部には、信濃町、飯山市、栄村にまたがる信越トレイルとよばれる自然歩道上には、黒岩山など混棲するが故、山全体が天然記念物にしていされている場所さえある。
そんな北信州東部の某所にヒメギフチョウを探しに出かけた。

今年は春になって気温が高くなったせいか、山の上の残雪が少ない。カタクリも見事に花を咲かせていた。
早い時間から気温が上がり現地に到着すると間もなく蝶が舞っているのが目に入った。

ヒメギフチョウ
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実は撮影していて、今年はギフチョウが多いのに気付いた。この場所ではここ数年で初めて見る。
下の写真も最初はギフチョウかと思った。後翅表外縁の斑紋列がオレンジ色だからだ。(若干薄めのオレンジではあるが。)
でもよく見るとその他の特徴はヒメギフチョウのものだった。
結局裏の色が透けているのか、オレンジに見えるのは気のせいなのか、よくわからないながらもヒメギフチョウだろうという自分の結論がでた。

ヒメギフチョウ
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後翅の外縁の斑紋の色は、裏の色が透けているだけかな…。

ヒメギフチョウ
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このヒメギフチョウは羽化不全か。羽が曲がっていてあまりうまく飛べないようだ。この日は他にも羽化不全を見かけた。少し多いのは訳でもあるのだろうか?

ヒメギフチョウ
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この近辺はヒメギフチョウとギフチョウが混生する場所があることは知っていたが、ここは自分はヒメギフチョウがほとんどだと思っていた。ところがこの日のこの場所はむしろギフチョウの方が見かける頻度が高かったように思う。近くの混生地ではギフチョウの勢力が拡大しているとは聞いたことがあったが、この場所については今年がたまたまギフチョウが多いのか、時期がずれたのか、ギフチョウの勢力が増しているのか、それはわからない。

ギフチョウ
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カタクリの群落を飛び回るギフチョウ
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カタクリにはルリシジミも惹かれるらしい。

ルリシジミ
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この翌日、北信州の西部である白馬村に移動する。


by emu_nijuuhachi | 2015-05-09 23:57 | | Trackback | Comments(2)

野川の春のセセリチョウ〜2015年4月25日〜

国分寺から二子玉川までの住宅街の間を流れる野川。その野川の流域にはススキ野原のある場所がある。例年ここでギンイチモンジセセリやミヤマチャバネセセリを探している。
もう、木々は新緑で青々しているが、ススキ野原はまだ枯れ草色だ。
なかでも特異な存在がギンイチモンジセセリ。
膝より少し上ぐらいの高さをススキの間を縫うように飛ぶ。目を凝らして藪の中を歩き回ると所々明るい茶色と黒がチロチロとキラめくのが見える。今年は少し数も多いようだ。

ギンイチモンジセセリ
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あとはフィッシュアイレンズで撮影した写真をトリミング。
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お腹を曲げて止まっているギンイチモンジセセリがいたのだが、飛び去った後に白い小さな粒が残されていた。
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棲息する環境と発生時期が重なるミヤマチャバネセセリもいた。こちらはギンイチモンジセセリのような不器用な飛び方ではなく弾丸のように飛び回っていた。

ミヤマチャバネセセリ
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by emu_nijuuhachi | 2015-04-27 23:01 | | Trackback | Comments(0)

ギフチョウ・2015年神奈川県北西部(その2)

春の神奈川県北西部のギフチョウ観察は年2回がいい。1回目は3月中に山の上の方に向かう。晴れてれば、複数のオスがぐるぐると飛び回り時々バトルを繰り広げる。今年のバトルは、前回「ギフチョウ・2015年神奈川県北西部(その1)」で見てきた。2回目は4月に入って、山沿いの里にも桜咲くころの山の麓である。ギフチョウが桜に集まってくる。運が良ければ産卵だって観察できる。
今年は4/12にその2回目の観察のため神奈川県北西部に向かった。
マメザクラが咲いていることを期待したのだが、残念ながら桜は今年は少し遅いようで、まだほとんど咲いていなかった。その代わり、ミツバツツジがかなりいい感じだった。今回はミツバツツジにくるギフチョウ三昧だった。

ギフチョウ
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ギフチョウ以外にも期待していた。この時期は、スギタニルリシジミやコツバメや、運が良ければトラフシジミ。今年はトラフは見られず、コツバメは見かけるものの、写真は撮れず。ただ、スギタニルリシジミは、数はそれほど多くなかったが確実に見ることができた。
スギタニルリシジミ
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あとはこの周辺の花。蝶の観察ポイントの中には、チューリップに似たアマナも見られるし、イカリソウも咲いていた。

アマナ
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イカリソウ
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観察の地は公共交通が乏しく、長い道のりを歩くことにした。途中、退屈な道もあるが、なかなか良い眺めのポイントもあったりする。
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by emu_nijuuhachi | 2015-04-26 00:10 | | Trackback | Comments(2)

ギフチョウ・2015年神奈川県北西部(その1)

3月29日、例年の通り、神奈川県北西部へ。3月23日頃からインターネット接続が不調だったため、ようやくその写真をアップできる。
3月は、追いかけっこを見る楽しみと、飛翔写真をチャレンジをするのが目的。前日の土曜日は晴れたが、翌日は予報はあまり良くなかった。ところが朝起きると、地元では青空が広がっていたため、意を決して出発。
観察ポイントには9時頃到着、早速足元を通り過ぎた。
日が陰ったり、日が差したりが繰り返される天候。10時近くには観察ポイントに4頭ほどが絡みながら翔ぶようになった。11時30分頃には雲が厚くなってきたため、この日は2時間半程度の撮影でとっとと下山した。
しかし、飛翔写真は、もう何年も挑戦しているが、露出、距離感が未だ決まらず、なかなか上達しない。唯一上達したのは、昔は蝶がフレームに入る写真が5%程度だったのに対し、最近は30%〜50%程度になったことかな。
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ピントはボケボケなのだが、3頭がフレームに入ったので証拠写真として入れておくことにした。
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追いかけっこ中は本当に高速に飛ぶので1/1250程度のシャッタースピードでもぶれてしまう。かなり奇跡的に2頭が近づいた瞬間がフレームに入った。
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2頭がくるくる回りながら絡み合っていた。1頭はレンズのすぐ前まで寄ってきた。
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これは撮影ポイントに向かう途中に撮影したシュンラン。この花を探すのもギフチョウ観察の日の恒例イベントにしています。
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by emu_nijuuhachi | 2015-04-19 22:24 | | Trackback | Comments(2)

2014年夏以降の蝶(北アルプス南部)

7月5日に大雪山山行で、ウスバキチョウやら、アサヒヒョウモンを期待したのに会う事叶わず、それ以降運に見放され続けた。(特に天気に。)ブログはなかなか写真整理が手間でついつい、夏以降投稿できずにいたし、いろいろあって他の人のブログもなかなか訪問できずに来た。今回は久々の復活ということで、ブログの投稿がストップした時期以降に出会った蝶を4回くらいに分けて紹介しようかと思っている。まずは7月19日から7月21日にかけての北アルプス山行。ここではミヤマモンキチョウとタカネヒカゲ、クモマベニヒカゲいベニヒカゲ、ヒョウモンチョウやら運が良ければクモマツマキチョウに会える。ところが今年は残雪が多い上、天気がいまひとつ。結局撮影できたのはタカネヒカゲのみ。ミヤマモンキチョウは目の前を通り過ぎるのが2回程度で終わってしまった。さて、出会ったタカネヒカゲ、縦走でその日の工程が終わり間近でであった。タカネヒカゲは花崗岩の石に紛れて止まった。うまい隠れ身の術だとおもう。

タカネヒカゲ
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タカネヒカゲに出会った場所からは、もう目と鼻の先に本日の目的地の山小屋が見えている。その向こうに見えている山は標高2900mを超えている。
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夜は見事な星空。
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朝は絶景だ。
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最終日には子沢山のライチョウの親子に出会った。最初ははぐれたようだったが、ちゃんと親元に戻れて一安心

ライチョウ(雛)
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ライチョウ(雌)
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by emu_nijuuhachi | 2015-04-18 23:39 | | Trackback(1) | Comments(2)

大雪山蝶探しの山行〜2014年7月5日

夏の北海道にはこの8年で6回目。春や秋も入れるともう少し行っているかな。
夏はほとんど大雪山とその麓に行っている。本当は幅広く北海道の自然に触れたい気持ちもあるのだが、勝手の分からない遠い地では蝶を探したくても当ての無いたびは難しく結局山歩きも楽しめる大雪山を訪れることになる。大説山系の北東部の稜線近くは6月末から7月上旬になると天然記念物3種、ウスバキチョウ、アサヒヒョウモン、ダイセツタカネヒカゲが比較的広範囲に多く見られる。
2008年にこの地を訪れた際には登山道から見上げた山側の斜面に、まさに「ウジャウジャ」とアサヒヒョウモンが飛んでいたのには驚かされた。
しかし、登山道脇は荒涼とした大地になっているポイントが多く、蝶は見られてもすぐ遠くへ飛び去ってしまうことが多い。新鮮な個体が見られる時期も長くないので、いままで、なかなかまともな写真が撮れていない。今回はアサヒヒョウモンの写真を撮りたくなり、メインのターゲットをアサヒヒョウモンにさだめた。
麓の温泉街からバスで移動。登山口から山を登り、雪渓を横切ったり登ったりを繰り返し、あるくこと約1時間半で今回のコースとしては最も近い観察ポイントにたどり着く。普通であれば、ポイントに着くと同時に目の前を縦横無尽に蝶が横切るところが、今年は全く静かだ。風が強いのも影響しているかもしれないが、本来このポイントで咲いているはずのイワウメやらミネズオウの花がほとんど見られない。例年より季節が進んでしまったようだ。その後、ポイントをかえながら大雪山の稜線も歩いたがアサヒヒョウモンはおろか、目立つはずのウスバキチョウの姿を全く見ることはなかった。
季節が進んでしまったのであれば、せめてまだ見たこと無いカラフトルリシジミが出てきてくれれば嬉しいがそれすらも飛ばない。
唯一元気だったのがダイセツタカネヒカゲだった。実はダイセツタカネヒカゲもあまりちゃんと写真が撮れていなかったので、今回は慎重に写真撮影をした。ヒカゲチョウの仲間としては非常に素早い蝶で、なかなか飛翔写真は難しそうなので、今回は飛ぶ蝶をレンズで追うのは諦めた。

ダイセツタカネヒカゲ(タテハチョウ科)
Oeneis melissa daisetsuzana
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小さな虫が視界の隅を動くと、思わずアサヒヒョウモンかと振り返る。しかし、実際にアサヒヒョウモンに会うことは無かった。
視界の隅を動いた虫の正体はダイセツヒトリという蛾であった。しかし、これも日本では大雪山でしか見られない高山蛾だ。

ダイセツヒトリ(ヒトリガ科)
Grammia quenseli daisetsuzana
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登山口近くまで下山した際には、なじみのある蝶にも出会った。

ヤマキマダラヒカゲ(タテハチョウ科)
Neope niphonica
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温泉街周辺では、以前はシロオビヒメヒカゲなどの蝶を見たこともあったが今回は見つけられなかった。

エゾシロチョウ(シロチョウ科)
Aporia crataegi adherbal Fruhstorfer
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サカハチチョウ(タテハチョウ科)
Araschnia burejana
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シータテハ(タテハチョウ科)
Polygonia c-album
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最寄り駅の線路脇ではさらに見慣れた蝶たちがいる。

エゾスジグロシロチョウ(シロチョウ科)
Pieris napi
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モンキチョウ(シロチョウ科)
Colias erate
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by emu_nijuuhachi | 2014-07-12 14:57 | | Trackback | Comments(4)

深大寺でのオオムラサキに関する取り組み〜2014年6月22日

自分の地元は東京都調布市の深大寺。小学生のころに深大寺境内付近は遊び場のようなものだった。いまでもこの地域は緑深い地区ではあるが、宅地開発がすすみ森林はずいぶん小さくなったようだ。そんな中、東京都では都立神代植物公園が中心となり、周辺地域を、22世紀の森づくりと称して、かつての武蔵野の森を取り戻そうという動きが出てきている。
他方、深大寺地区の住民が中心となり、深大寺街づくり協議会という団体が、昔はこの周辺を飛び回っていた国蝶オオムラサキの数を復活させようと、繁殖活動をここ何年か取り組んでおり、終齢幼虫から羽化までの間、深大寺にケージとエノキの鉢植えをおいて、参拝客や観光客の皆さんに向けてオオムラサキの展示をしている。

と、もう7年(?)以上つづいているこの活動は以前から知っていたものの今回初めて様子を見に行った。最初は6/21。蛹がいっぱいぶら下がっていたが、中に翅の色が透けて見えている蛹があり、翌日には羽化するだろうと楽しみにしていた。6/22は朝から雨だったが、7時前には境内に着いてケージを覗いてみると、すでに羽化してしまっているではないか!少し残念に思ったが蛹を見て回ったところ、2つほど羽化しそうに思われるものが見つかった。いったん帰宅し、午後再び深大寺に向かい、その蛹に動きがあるまでじっと待つことにした。
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夕方5時過ぎに羽化を開始、最後の状態までで約20分ほどだろうか。いったん始まるとみるみる姿が変わって行く様がすごい。

上の個体より前に羽化した個体も何頭かケージには入っていた。話によると毎日放蝶しているそうだ。
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最後に、この蝶たちが入っていたケージを紹介する。
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by emu_nijuuhachi | 2014-06-22 22:15 | | Trackback | Comments(2)


10年前に始めた、デジカメ片手にハイキングやお散歩。撮りためた画像を紹介しながら当時を振り返ったり、最近公園や里、山で出会った蝶や花、その他の生き物等について日記風に紹介していきます。


by emu_nijuuhachi

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