人気ブログランキング | 話題のタグを見る

8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ

※パソコンでは写真をクリックすると写真が拡大表示されます。

赤岳

赤岳山頂碑
赤岳は頂上に大岩が居座る独特の山である。山頂碑は岩の下に立っている。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23401464.jpg


赤岳登山道
稜線は荒涼とした広大な台地状の地形だ。今来た道を振り返ると、どこが道だかさえ分からないような台地が広がっていた。目を凝らすと登山者がこちらに向かって歩いてきているのが見えた。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23402397.jpg

上の写真の右側の影をアップにすると人だということがわかる。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23573462.jpg


広がるパノラマ
大雪の山々は、どれも標高は2000m前後だが、森林限界を超えており、また稜線はハイマツさえほとんどはえない荒涼とした土地だ。逆に遮るものがなく大パノラマが広がる。
北海道の最高峰、旭岳の眺めもよい。写真の正面が旭岳だ。写真の左端にわずかに見えているのが白雲岳。今日は左手の方から、写真に写っている白雲岳の手前の雪渓を横切り、さらに写真の中央を横断して写真右側のなだらかな山に登る。このなだらかな山が北海岳だ。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23435056.jpg

上の写真の左側を眺めると、なだらかで大きな丘のような山が見える(下の写真)。これは小泉岳。赤岳から最初に目指すのはこの小泉岳だ。赤岳からの道は、なだらかで近くに見えるのだが、意外に時間がかかる。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_2344351.jpg


小泉岳

道標~小泉岳頂上付近~
赤岳から小泉岳までは20分から30分程度の時間がかかる。急坂は全くないが、岩が多く、決して足元のよい道というわけではない。このあたりは風も強い。
赤岳からしばらくまっすぐ歩き、やや右に回りながら高度を上げると、登山道の分岐点(下の写真)に出る。この分岐点を左に曲がって数分進むと小泉岳頂上なのだが、分岐点より高いところなのかもわからないくらい平坦な場所だ。写真の左側に、小さく山頂碑が立っているのが見える。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_2344105.jpg

分岐を真っ直ぐ進む方向には白雲岳のごつごつした岩肌が見えてくる。ここから高度を下げ、コル状の場所が白雲岳分岐と呼ばれる場所だ。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_2344173.jpg


白雲岳分岐

道標
白雲岳分岐は、白雲岳、北海岳、小泉岳経由で赤岳や緑岳への分岐点だ。また、近くには白雲岳避難小屋があり、忠別岳を経てトムラウシへ向かう道へ続く。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23445245.jpg

白雲岳分岐付近はやや谷間でもあり、強風を遮る影に入るためか、小さいお花畑が見られる。

チシマクモマグサ
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23445965.jpg

ミヤマリンドウ
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_2345630.jpg


白雲岳から北海岳へ

北海岳への道
白雲岳の手前を右手に降りてゆく。白雲岳の日陰に下ると、正面に雪渓が現れる。左手には白雲岳の崖が迫っていて、落石がないことを祈りながら通り過ぎてゆく。沢を横断し、小さな高台に出ると、遠くに目的地の北海岳が見えてくる。自分のいる場所から北海岳までの道が見えており、そんなに時間がかかるようには思えないが、ガイドのコースタイム上では50分程度かかる計算だ。実際50分かかった。障害物のない遠景は、こんなにも距離感をなくさせてしまうものなのか。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23451469.jpg


北海岳

山頂碑
最後の登りはだらだらと長く、あまり好みに合わない坂道だ。下から見上げても、いかにも疲れそうだった。
なんとか登り切りついたところには、この山頂碑が立っていた。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23453735.jpg


道標、遠くに烏帽子岳と赤岳
振り返ると、赤岳も遠くに眺めることができた。写真右橋の平らな山が赤岳だ。画面の左側の尖った山は烏帽子岳。道標は、これから向かう黒岳石室や黒岳、そして今通ってきた赤岳や白雲岳が表示されている。背後は「お鉢平」と呼ばれる巨大なカルデラがある。お鉢平には有毒温泉と呼ばれる温泉があるが立ち入り禁止となっている。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23455272.jpg


お鉢平と有毒温泉
お鉢平の周囲の外輪山が、大雪山の主要な山々である。お鉢平の中央には、湯を湧き出す有毒温泉がある。北海岳にいてもかすかに硫化水素のにおいが漂ってくる。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23452387.jpg


黒岳方面
ここまで来ると黒岳もよく見えている。写真中央のやや左側の山がそれだ。これから、尾根のやや左側を進み、写真中央の尾根を伝って谷底の沢までいったん下る。その後、沢を渡渉し、写真の左側へ歩みをすすめると黒岳石室だ。ここから予定では1時間少々の道のりになる。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_23453050.jpg


黒岳
北海岳から、黒岳をややアップにして写真を撮ってみると、登山道がよくわかる。実は大きく拡大すると登山道を歩いている人まで見えている。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_2346637.jpg


黒岳石室
上の写真をよく見ると、写真左端のほうに黒岳石室も見えている。上の写真から黒岳石室を切り出したのが下の写真だ。
8月14日 大雪山行(昼)~赤岳から北海岳へ_d0176157_2348588.jpg


時間は既に13時頃。いよいよ最後の縦走だ。これから黒岳石室を経て、黒岳に登る。黒岳を超えてリフト乗り場まで下って層雲峡に戻り本日の行程は終了だ。先へ進もう。
(8月14日 大雪山行(夕方)へ続く)
by emu_nijuuhachi | 2012-08-14 13:05 | 山行 | Comments(0)


10年前に始めた、デジカメ片手にハイキングやお散歩。撮りためた画像を紹介しながら当時を振り返ったり、最近公園や里、山で出会った蝶や花、その他の生き物等について日記風に紹介していきます。


by emu_nijuuhachi

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリ

全体

高尾山
上高地
山行
野草
武蔵野
信州
未分類

以前の記事

2023年 06月
2023年 05月
2022年 07月
2022年 05月
2022年 04月
2019年 04月
2018年 07月
2018年 05月
2018年 04月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 05月
2012年 04月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2010年 07月
2010年 06月

最新のトラックバック

タグ

(22)
(8)
(6)
(6)
(6)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(5)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)
(4)

検索

フォロー中のブログ

四季彩散歩
四季綴り@コンデジで虫撮り
小畔川日記
嗚呼っっ 今日も証拠画像...
ヒメオオの寄り道
ぶらり探蝶記
farfalle e u...
高尾周辺の花
jick のぐうたら蝶日記

外部リンク

その他のジャンル

最新の記事

2023年6月17日18日2..
at 2023-06-30 00:26
2023年のクモマツマキチョ..
at 2023-05-25 23:36
2023年のギフチョウなど ..
at 2023-05-25 22:24
2022年6月末から7月 中..
at 2022-07-31 17:35
南多摩の沢沿いで蝶をまつ・ア..
at 2022-05-18 22:50

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧